人事屋が書いた経理の本

  • ソーテック社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881660010

感想・レビュー・書評

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  • 【内容紹介】
    1978年の発売以来、いまなお読まれ続ける会計書の古典的名著。
    本書は、MG(マネジメント・ゲーム)の講義マニュアルであるとともに、会計をまったく知らない人にも、様々な視点で経理の基本を学ぶことのできる入門書として最適です。会計をビジネスに活かすための教科書として、学校や研修で多く採用されています。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    経営を数値管理する仕組みについて、とても平易でわかりやすくまとめられている本です。カネの話をする本なので、当然のことながら会計(いわゆる借方貸方や財務諸表)についても触れるのですが、この本の本質は「どう行動すればどうカネが動くか、それによって会社経営(業績)がどうなるのか」という点を実感することにあると思います。
    企業において管理者になる者は、技術的知識や営業力だけではダメです。自分たちの行為が会社の業績にどのような影響を与えるかを常に意識する必要があり、それを中長期的に目標立てて管理していく仕組みが必要です。ROAや自己資本比率といった指標の意味を理解し、それを目標化して使いこなさないといけないのです。この本はその仕組みを考え、末端の社員まで浸透させていく手助けになると思います。そういう意味では、この本を「経理の本」や「会計の本」と評して紹介するのは少々語弊があると思いました。この本は、ビジネスマン一人ひとりが、業績を意識して仕事をする方法を学ぶための本です。経理や会計の知識は、そのための一手段でしかなく、変に身構える必要はないです。アレルギーを起こさず、ぜひ最後まで読んでみてほしいです。

  • 経理のことが分かりやすく書かれているということで読んでみました。最初は少し混乱したものの、途中から理解が進みました。
    混乱した理由は、これまで覚えてきた用語と異なるものが出てきたことと、自分自身が数学アレルギーなので、mPQ=Fとか書かれると心のシャッターが閉まってしまう(苦笑)ことがあったことです。
    しかし、経費の分解の仕方や財務諸表の読み方、生かし方などは分かりやすく、今後も使えるものだと思いました。

  • ファイナンスの専門家ではない、社員教育セクションの人が書いた本。
    そもそもファイナンスについての社員教育を選定している際に出会った考え方らしいが、非常によくできていると言うことで出版されたらしい。
    1978年に出版された本だが、ファイナンスの基本は変わらないので私のようなファイナンス業務に関わっていない人にもわかりやすいのではないかと思った。
    しかし絵や字体に時代を感じるので、字体を読みやすく、重要な箇所は太字やラインで強調したり、挿絵をもっとポップにするなどの改版をしてほしいと思った。

  • 今読んでも、財務諸表を企業の収益改善に使うにはどうすべきかという考え方を示している貴重な本。
    1974年に出た本なのに、「低成長経済なので利益を上げるのは大変」みたいなことが書かれており、当時はそう見えていたんだなと気付かされた。(後で調べたら、当時はオイルショックで戦後初のマイナス成長だったそうですね)

  • イメージつきやすい

  • B/S,P/L,C/Fの三表の動きや基本を掴みたい方、ざっくり戦略会計を知りたい方にはおすすめの良書。

    人事屋とあるが、要は財務の専門家が書く様な小難しい内容にはせずに、財務担当以外の営業、事務方が見て理解することができる様に書いているということ。

    F/mPQといった固定費用を付加価値で割り返し、算出する概念も事例を取り入れていてわかりやすい。

    普段から簿記会計に触れるからか、どうもマトリックス会計表は受け付けなかったが、また読み返してみたい。

  • 恥ずかしながら会計の基本的な知識がぜんぜん無かったので勉強してみた。マネジメントゲーム、やってみたくなる。一番感心したのは素晴らしい熱意を持った研修担当がいたということ。弊社内には研修企画とは名ばかりの研修運営グループしかおらず、研修のプライオリティがどんどん下がっている気がして危機感を覚える。研修モノで大事なのは担当者の熱意ということを改めて感じさせてくれる。

  • PL(特に原価計算だがダイレクトコスティング)、BS、資金繰りに関して左頁に図表等、右頁に解説等が書かれた本。ただし、企業研修をまとめたものでやや日本語など研修を受けていないとわかりづらい。

    PLでは、固定費を賄える量・率を考え、原価計算する。
    BSでは、自己資本比率、流動比率、当座比率、回転率の速さなどで強さを把握。

  • 経理とは無縁の製造をしておりますが、よくまとめられていてわかりやすかった。左ページに図表、右ページに解説文の構成で、読み進めるのが億劫にならない工夫もありました。

  • 課題図書

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