本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882022640
作品紹介・あらすじ
科学万能の時代に〈終末〉を予感させ、人間存在の根底をゆるすがす〈核〉。その原点ともいうべき〈ヒロシマ・ナガサキ〉や〈原発事故〉を作品に昇華させた文学の読みを通して、人類史における〈生〉の在り方を模索する著者のライフ・ワークである。
感想・レビュー・書評
-
原民喜、大田洋子にはじまる「原爆文学」の流れを描き出した本。
体験者による文学、被爆当時にまだ少年少女だった者らが長じて作品化したもの、直接の被爆体験がない作家がヒロシマ・ナガサキにかかわって書いたものなどが丁寧に整理されていて勉強になった。
多くの作品を扱う以上はやむをえないことかもしれないが、個々の作品の分析がもう少し踏み込んだものであればよりよかったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示