リプルの歌 (そらまめ文庫 お3-1)

著者 :
  • 市井社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882081739

作品紹介・あらすじ

リプルさんは、いちばん穏やかで、嘘がなく、感じたままを書くうたびとだ。けれんがないとは、こういう作品のことを言う。これは、ほんものでなくては出来ない方法だとかねて思っている。何か飾ると、かならず真実以外の何かが忍び込んできて、
作品をやったふうに見せてしまう。芸術は、そのままが大事。
 これは長く創作活動をやっていると、いちばん効いてくるやり方である。静かな表情をしたリプルさんの作品が、これこそ真実だと思えるようになる。(五行歌の会主宰 草壁焔太跋文より)

感想・レビュー・書評

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  • どの歌もシンプルで、わかりやすく、正直だなぁと思う。そして、ちょっぴり皮肉があったり、お色気があったり、ユーモアがある。

    妻は
    私をみがく
    砥石(といし)
    これが
    けっこう痛い

    暑いの
    なんのって
    七輪の上で
    のけぞる
    スルメイカ状態です

    世の中のために
    よいことをする人は
    立派であるが
    わるいことをしない人も
    そうとう立派である

    ご自身でも、「生きた言葉で書きたい」「思いは口語で浮かぶ」とかかれているように、五行歌との相性がいい印象である。
    すっと読めて、くすっと笑って、うーむと感じて、自分も書いてみたいと思わせるような歌集なのではないかと思う。

  • リプルさんは、いちばん穏やかで、嘘がなく、感じたままを書くうたびとだ。けれんがないとは、こういう作品のことを言う。これは、ほんものでなくては出来ない方法だとかねて思っている。何か飾ると、かならず真実以外の何かが忍び込んできて、
    作品をやったふうに見せてしまう。芸術は、そのままが大事。
     これは長く創作活動をやっていると、いちばん効いてくるやり方である。静かな表情をしたリプルさんの作品が、これこそ真実だと思えるようになる。
    (五行歌の会主宰・草壁焔太跋文より)

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著者プロフィール

昭和22年11月生。早稲田大学卒業。鍼 灸師。翻訳家。平成14年に「五行歌の会」 会員となる。
令和元年夏まで「しんゆり 五行歌会」代表。訳書に『ゴエンカ氏のヴィ パッサナー瞑想入門』(春秋社刊)など。
川崎市多摩区在住。

「2020年 『五行歌集 リプルの歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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