- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393132845
作品紹介・あらすじ
ヴィパッサナーは、からだと心の現実を探索するきわめて実践的な瞑想法である。この瞑想法をおこなえば自分のなかにひそむ問題をさらけだし、それらをすべて解決することができる。さらに潜在能力をフルに発揮させ、自分の幸福のみならず全人類の幸福のために、その能力を生かすことができるだろう。
感想・レビュー・書評
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この本で「瞑想」は近年の脳科学などの分野から研究されているものではなく、インドで伝えられてきた仏教の宗教的な側面から書かれている。
また瞑想の方法だけでなく、苦しみの正体や人間が様々なものに囚われる原因など細かく解いている。
瞑想を人生のライフハックや心身の健康のためという目的で行うなら書店のマインドフルネス関連の書籍やYouTubeの動画を見たほうが良いだろう。
実際に本場の瞑想者の話をもとに書かれているので、読んでみると最近のマインドフルネス関連のネット記事よりもずっと深く瞑想というものを知ることができる。
自分の真の幸せを追求したい、または瞑想のルーツを知りたいという人には一度読んで頂きたい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分裂して大乗と上座部に分かれる前の、原始仏教の仏陀の悟りの内容を、他に類を見ないほど正確に、簡潔に、わかり易く書いている。タイトルに瞑想入門とあるが、ほとんど「悟り」についての説明。タイトルで「怪しそう」と思って読まないのは非常に勿体無い。
これで2300円は安すぎると思う。 -
コロナ禍で出会った本。
頭の中に渦巻く思考を手放し、今を大切にする為の考え方、訓練方法が書かれていた。
身体の感覚に意識を持ち、常に変化、反応の中で冷静に温かくセルフコントロールをおこなう訓練。
流行りのマインドフルネス生活に取り入れてみます‼︎ -
仏教(仏陀の教え)というものについて目の覚めるような分かりやすさで本質を伝えてくれる。
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ゴエンカ氏の講話が集められているものかな?ブッダの寓話は、わかりやすく読みやすい。
時間さえあれば、自分も10日間のコースに行ってみたくなった。日本だと、京都と千葉にあるらしい。 -
ゴエンカ氏を知ったのは、1999年のこと
そこから生活にメディテーションを取り入れるようになりました。
こういう優れた人に出会えるか否かで人生の穏やか度は格段に違うとシミジミ感じます(-_-)良書です。 -
非常にわかりやすい文体で、じっくり読むべき本。パーリ語がキーワードとして多数出てくるので、それらを理解するためには何度も繰り返し読むべきだろう。多分、読めば読むほど、心に染み込んでくると思われる。
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原題は『The Art of Living: Vipassana Meditation: As Taught by S. N. Goenka』(1987年)である。アート・オブ・リビングは通常「生の技法」と訳される。日本語の技はテクニックに近いイメージがあるので「生きる業(わざ)」としてもいいのだが、今度は業(わざ)が業(ごう)につながってしまう。とはいえ「生の芸術」だと直訳すぎるし、「生の嗜(たしな)み」だと控えめすぎる。ここは思い切って「洗練された生き方」でどうだ? 個人的には「流れるように生きる」と受けとめている。
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