- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882081739
作品紹介・あらすじ
リプルさんは、いちばん穏やかで、嘘がなく、感じたままを書くうたびとだ。けれんがないとは、こういう作品のことを言う。これは、ほんものでなくては出来ない方法だとかねて思っている。何か飾ると、かならず真実以外の何かが忍び込んできて、
作品をやったふうに見せてしまう。芸術は、そのままが大事。
これは長く創作活動をやっていると、いちばん効いてくるやり方である。静かな表情をしたリプルさんの作品が、これこそ真実だと思えるようになる。(五行歌の会主宰 草壁焔太跋文より)
感想・レビュー・書評
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どの歌もシンプルで、わかりやすく、正直だなぁと思う。そして、ちょっぴり皮肉があったり、お色気があったり、ユーモアがある。
妻は
私をみがく
砥石(といし)
これが
けっこう痛い
暑いの
なんのって
七輪の上で
のけぞる
スルメイカ状態です
世の中のために
よいことをする人は
立派であるが
わるいことをしない人も
そうとう立派である
ご自身でも、「生きた言葉で書きたい」「思いは口語で浮かぶ」とかかれているように、五行歌との相性がいい印象である。
すっと読めて、くすっと笑って、うーむと感じて、自分も書いてみたいと思わせるような歌集なのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リプルさんは、いちばん穏やかで、嘘がなく、感じたままを書くうたびとだ。けれんがないとは、こういう作品のことを言う。これは、ほんものでなくては出来ない方法だとかねて思っている。何か飾ると、かならず真実以外の何かが忍び込んできて、
作品をやったふうに見せてしまう。芸術は、そのままが大事。
これは長く創作活動をやっていると、いちばん効いてくるやり方である。静かな表情をしたリプルさんの作品が、これこそ真実だと思えるようになる。
(五行歌の会主宰・草壁焔太跋文より)