- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883206087
感想・レビュー・書評
-
基本の説明+エピソードが中心。障害年金がどういうものか、それが生活にどう影響を与えるか、分かりやすく教えてくれる。障害年金を初めて知る本として最適。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021年 89冊目
今日も障害年金イメトレです。
障害年金の手続きは行政手続きなので、本来は誰でもできるべきであるのに、中々ハードルが高い。
老齢年金の様に歳が来たらお知らせが来るわけでも無く、主治医から指導されるものでも無い。だから、本来は受給して助かるかもしれない人々が、受給できずにいる現実もある。そうです。
立場かわれば主張もかわるから、一方面だけで物事を論じるのはも危険だなぁとは思うけど、声をあげる誰かがいないと、埋もれたままの事もあるよね。
と、人間社会の難しさを思ったり。 -
病気や怪我によって生活に支障が出た場合に請求できる障害年金についての手引書です。
知らないと貰えないお金の一つである障害年金は、身心どちらの障害を問わず誰もが必要な場合に請求する権利を持っています。
しかし、受給するための手続きが煩雑なためと広報が足りないために利用率がとても低い社会保障となっています。
本書は読者に障害年金について知ってもらうことと、請求時の力強い味方である社会保険労務士(社労士)の存在の紹介に力を注いでいます。
今は健康だから関係ないと思われる方にも一読の価値がある一冊です。 -
【障害年金は「請求」するもの】
障害や病気で生活に不自由がある人のために障害年金がある。それは「請求」しなくては受け取れません。障害年金自体を知らなかったり、請求方法を知らないと、国は何もしてくれません。支出を増やしたくないだろうから積極的に周知することはないでしょう。
その為には「障害年金に強い」社労士の力を借りようということ。(社労士で障害年金を専門としている人は少ないらしい)
時には法の壁、お役所、医師と戦うこともあるらしく、とはいえ収入が少ない人を相手にするのだから社労士も少ない収入なのだろう。 -
読書会で薦めてもらって読む。知らないことばかり。「障害年金」は知っておいたほうがいい。
http://naokis.doorblog.jp/archives/workshop.html なおきのブログ : 【書評】『誰も知らない最強の社会保障 障害年金というヒント』〜健常者も含めて知っておくべきこと
<目次>
「障害年金」に驚いてください。
第一章 「障害年金」をご存じですか?
第二章 障害年金スピード理解
第三章 3つの落とし穴にご用心
第四章 障害年金制度にもっと温かみを
第五章 困ったときは社労士に頼ろう!
第六章 すべての人が笑顔で暮らせるように
障害年金に詳しい社会保険労務士に相談しよう
<メモ>
年金制度は「老・病(障)・死」のリスクをカバー
「老」:老齢年金
「病(障)」:障害年金
「死」:遺族年金
障害年金受給の3要件
?障害の原因となった病気やケガの初診日が、原則として国民年金又は厚生年金保険の被保険者期間中にあること
?初診日の前日までに原則として一定の保険料納付要件を満たしていること
?障害認定日において、障害の程度が政令で定める一定の基準以上の状態にあること
第一関門:初診日要件
第二関門:保険料納付要件
第三関門:障害状態要件
障害等級
1級:他人からの介助がなければ日常生活をほとんど送れない程度
2級:日常生活に著しい制限を受ける程度
3級:労働に著しい制限を受けるか、又は労働に制限を受ける程度
障害手当金:「傷病が治った(固定した)もの」であって労働に制限を受ける程度
障害基礎年金1級:97万3100円
障害基礎年金2級:77万8500円(平成25年度)
障害年金請求の基本パターン
?障害認定日による請求
?事後重症による請求
?遡及請求
3つの落とし穴
1.「知らず」・・・年金は「請求」しなければ受けられません
2.「書類審査」・・書類ですべてを判断されてしまう
3.「書類がそろわない」。。。年金事務所は一度にすべての書類をくれない
「そんなに生活が苦しかったら、生活保護を受ければいい。」
「あなたは障害者じゃない。どこも悪くない」
など、医師からいわれたこんな言葉を、どれだけ耳にしてきたことでしょうか。思い出すだけで、胸が痛みます。
障害年金を受け取ることがそんなに悪いことでしょうか?(125)
障害年金請求から支給までの期間が長引くことは、障害者にとって死活問題です。
現在は、以前と比べ審査の結果がわかるまでの期間は短縮され3ヶ月程度になっていますが、なかには、医師への照会などが行われた場合、その決定まで半年以上かかってしまうケースもあります。(129)
毎年、自殺の原因の1位は健康問題、2位は経済苦、3位は家庭問題となっています。(中略)障害年金の存在を知らず(知っていても受けられず)にいるすべての患者にいえることではないでしょうか?(148)
特に近年は、社会保障費の増大に伴う財政悪化や東北大震災の影響などにより、年金機構・労災・自賠責の審査部すべてにおいて、患者の後遺症判定に対し厳しい対応をせまっていると感じます。(149)
障害者総数約702万人のうち、障害年金を需給していない人数は約517万人であり、約74%にも上ります。(161)
年金の種類や加入の時期、障害の状態、初診日や障害認定日の問題など、障害年金制度は驚くべき複雑さを呈しています。(185)
2014.06.27 読書会で紹介を受ける。
2014.10.12 読書開始
2014.10.15 読了 -
分かりやすくてためになる。障害年金に強い社労士さん自体が少ないのですね。
病院側も行政の年金担当も障害年金の知識がないって大問題を明記してくれるだけで価値がある本。 -
病気療養中、勉強として読みました。
-
障害年金の基本について書かれています。
2時間くらいで読めました。
制度の概要から、受給までに苦労する点、社労士が申請代行するにあたって必要な心構えなどが書かれています。
障碍者支援の方法は様々ですが、障害年金を申請代行できるのは、社労士のみ。詳細を勉強して知識を深めたいと思いました。