血だるま剣法・おのれらに告ぐ

著者 : 平田弘史

• 青林工藝舎 (2004年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[カマレンジャーさんの感想 · 2011年2月25日]

「封印作品」や「放送禁止作品」などは、全体平均として「想像していたよりは結構普通だな」と思うときが多々あるのだが、この本は想像を超えた出来に、「なぜ封印されたのか！？」「こんな面白い本があったのか」などと驚かされる。しかもこの漫画は、なぜ封印されたのかという著者のもっともな意見を読めたりと、非常にためになる本でもある。なぜ駄目なのか？　どうして封印されたのか？　など世間に疑問を問うてもどうでしょうか？

[yarobutaさんの感想 · 2009年3月4日]

人体破壊もここまでくるとアートだ、と軽々しくいえてしまうくらいすごい。パワーに劣るが洗練された「おのれらに告ぐ」も良し。東京残酷警察の予告にオマージュらしき化け物を確認。

[いとーさんの感想 · 2006年9月17日]

　確か発禁から復活した作品だったような・・。それにしても、下記３作品にも言えることだけど、武士ってラクじゃないなぁ。水戸黄門だの暴れん坊将軍だののお気楽時代劇とは大違い。壮絶です。
　しかも、特にこの作品はちょっとナイーブな問題を取り扱っているので、読む前に心構えをしなくてはいけないかも。うかつに手を出すのは、日本人としてダメ。

著者プロフィール

時代劇画一筋に描き続け、第一人者として国内外で高い評価を集める漫画家。

「2016年 『平田弘史　超絶サムライ画の描き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」