- Amazon.co.jp ・マンガ (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883791835
感想・レビュー・書評
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作者が作者自身に捧げる祈りのような漫画だなあとか、別にこれ出版しなくても描いたんだろうなあとか、色々思うところはあるが、なにより衝動としてどうにもこれを描かずにはいられなかったのだろうし、その気持ちは理解できるから、好きか嫌いかで言えば好きな漫画ではある。ただ、他人が読むにはあまりにむきだしだし、そのまますぎるところがあって、物語になる前の衝動そのものを漫画化しているというか、作者自身の中でもこの本に描かれたものが消化されていない感じがあって、蕎麦になる前のそば粉を料理として出してきたようなもので、だから瞬間を切り取ったポートレイトとしては完成されていて美しいほどなのだけれども、いくらなんでももう少し物語してもらわないと粉っぽくて食えたもんじゃないというか、まあ面白くはないです。けれどもそもそもこの本自体が面白いとか、そうでないとかいう話から逸脱したところで描かれていて、多分、作者にとってもかなり例外的でいびつな作品であるという自覚はあるのだろうから、そういう意味でのこの一冊だけ、一発限りの反則技、という観点からするととても価値ある貴重なものを読むことができたなあという読後感はあった。とはいえこれに限らず、しりあがり寿はいつだってこの一冊だけ、一発限りの反則技、な人とも言えて、そういう意味ではいつもと同じしりあがり作品でもあるのかもしれないが、それでもやはりこの本は例外的な存在のように感じられた。
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2011/10/23購入
2011/12/30読了 -
おおこれも出た もももーって読んだ
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自然の破壊力が圧倒的な線描写に表現されている。
さらにその破壊力がコマの破壊力に繋がり圧倒される。
ストーリーは、人間が持つ自然崇拝に帰結。 -
¥105
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抽象的なんだけどしっかり恐怖。そしてちょいユーモア。