シューメイカー

著者 :
  • 青林工藝舎
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883791897

感想・レビュー・書評

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  • カストラチュラの続編(?)
    すきすぎて言葉になりません。

  • 前作『カストラチュラ』の続編というのだろうか…同じ題材で新しい漫画を描いていると言ったほうがいいのかも知れません、ひたすら靴も持つフェティッシュを追い求めた作品。登場人物の魅力は強烈です。殊に書き下ろしの『シューメイカー』は鳩山さん独自の世界の中に現代的なギャグが入っていて思わず笑ってしまいました。シャルル可愛過ぎる!

  • 鳩山郁子節満載かつ、ゴシックパンク、なのにコミカル。シャーロット・リンが可愛い。解剖学の天使とのやりとりがほのぼの。

  • 『カストラチュラ』のサイドストーリー。元去勢歌手シャーロット・リンと「解剖学の天使」方滴錘が主人公。サイドストーリーだけど、何だかんだでほぼ本編。
    タイトル作は『カストラチュラ』後ロンドン舞台に方滴錘がワールズエンドの服を着たり、実は方滴錘の剥き出しの内臓はぬるっとしてたりするコメディ。
    変わって『滴翠珠』は『カストラチュラ』以前のシャーロット・リンが革命に翻弄され処刑されるまでの話。贅を尽くした宮廷で愛玩品として飼われる生活から、極寒の強制労働キャンプで政治的にも性的にも飼われる酷い半生と対照的なシャーロットの淡々とした姿が印象的。
    で、ラストの『薔薇色の本』で止揚というかメタ化して『カストラチュラ』というか方滴錘とシャーロット・リンのストーリーが完結。パサージュや仮綴の本といったアイテムが全て象徴的だし、扉絵が「凸面鏡の自画像」なのも意味深い。

  • 書き下ろしのシューメイカーは鳩山先生の美麗な作品群の中ではコメディタッチで、さらに内容も難解につぐ難解という程でもなくわかりやすい方だと思うので、こういう作風は新鮮で面白かった。ぽちゃぽちゃなシャルルが可愛い!何かふてぶてしくてwそれに翻弄されるファンディーチュンのツッコミも面白いw滴翠珠はカストラチュラの番外編で、知らずに手に取ったから番外編あるの!と驚いた。こちらにもシャーロットリンが出てくるけどカストラチュラの雰囲気とは違う感じ。薔薇色の本は滴翠珠、Passageは薔薇色の本とリンクしてるのかな。

  • 「カストラチュラ」番外編。
    とはいえ、本編よりも読みやすい。視点の統一のためか。
    また表題作だけでなく全作品がよくできている。
    ファンディー・チュンとシャーロット・リンの妖しい魅力は異様。

  • カストラチュアの続編なのかな?継承している登場人物は存在します。
    カストラチュアと同じく纏足した男性がメインのお話。
    静かに性的でとても良い。
    あとこの方は取り上げるモチーフが一々ツボ!

  • 少年をきれいなものとして観るのが好きな人におすすめ。
    長野まゆみ好きな人にははげしくはまると思います。
    少女好きにはおすすめしません。
    カストラートでてくるよ!
    あと私はこういうペン画っぽい絵が好きだなと。

  • 今から読みます。

  • 表題「シューメイカー」の時代が自分の青春時代とばっちりかぶるのもあって、思い入れの深い一冊。鳩山さんの建築的、結晶的美の世界に新しい風が吹いたと感じた(オチのページも最高です)。一転、シャーロット・リンの過去編も素晴らしい。

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