- Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883791958
作品紹介・あらすじ
このままじゃダメになる… すべてがダメになる大いなる予感! 恋愛ゲームに参加できず、学歴コースからも脱落し、現状打破をねらった漫画コンクールでは相手にされない、そんなマンガ家志望の主人公の将来は一体どうなる? これぞアックス版まんが道。 アックス連載時に多くの共感を得た著者初の長編自伝的マンガ。
感想・レビュー・書評
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高校から結婚される頃まで、「うちの妻ってどうでしょう?」の前日譚でもある。中高生から20代は多かれ少なかれ鬱屈がある。私自身は著者と同世代なのでこういう時があった事を自分事として思い返すが、子供たちZ世代も同じ気持ちになることがあるのかもしれない。「鬱の本」にも通じるけど鬱屈な時間は本人はしんどいけど、ある意味で大切な時間のはず。
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面白かったー
最初の方とか普通に絵がめちゃくちゃ凝っててすごい...
20代前半に鬱っぽくなっている人は、どこか信頼できるという謎の自論が強まった -
高校2年の時に読んだ衝撃的なマンガ。
鬱々とした環境やそれによる突拍子もない行動、変態的な思考回路が絶妙に面白い。私も自分の10代を思い返して暗くなるけど、なんなら20代の今もなんの後ろ盾もなくふんわり生きていて時々怖くなるけど、もう立ち直れない、生きていけない、こんなに辛いのになぜ死ねない、と思うようなことが何度あってもそれは「小規模な失敗」くらいのものなのかもしれないし、そんな人生でも幸せな瞬間は思ったよりも多い。
片想いしてる女の子の髪の毛をそっと拾ってきて舐めたり、その子の飲んだドリンクのストローを回収したり、欲情しすぎて頭痛起こしたり……
恋人が読んで「気持ち悪い!」と言ってたから、私のはいろいろ黙っておこうと思った。 -
福満しげゆきの自伝作品。工業高校のどうしょうも無い感。希望を持って入学した大学でも鬱屈した日々。そして、漫画に取り組むが燃えるようなエネルギッシュな力は無く黙々と確固たる自信も無くただただ「これでいいのか」と思い過ごす日々。そんな著者の数々の独白に大きく共感してしまう自分が嫌いなようで好き(;_;)しかし、妻を貰って良かったと思いながらも嫉妬する自分はダメな奴だなぁ…と感じながらも著者の行動力が羨ましいよぉ(TДT)
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とにかく暗くてウジウジした作者の、自伝的マンガシリーズ。
絵柄も絶妙に暗い。だがそれがいい。
全体的に病んでる雰囲気と、ほのぼのした日常感が同居している。こんな福満さんに共感して、癒されてしまうのはわたしだけだろうか…
明るく前向きで、健康的な人には決しておすすめできない一冊。
我が家では人気です(笑) -
生活・うち妻などで現在活躍中の筆者の高校時代から20代前半までの自伝的マンガである。
後に「妻」となる女性との出会いを中心に、屈折しつつもコミカルな女性観がこのマンガの主題である。また以降の作品も筆者自身の特殊な女性観がネタ・話題とされることが多い。
それにしてもよく結婚までいけたものだ。 -
がんばれ、がんばれ…そう思いながら読んでしまう一冊。
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2023/02/14
満島しげゆきさんの漫画。 -
大学時代の心の支えだった一冊。
私もこの本の「僕」と同じように、程度の差はあれ失敗ばかりで恥もたくさんかいたけど、なんだかんだ幸せな人生だったと今なら思えるのである。
悩める若者に、大丈夫だよ、と差し出したい。 -
福満しげゆき氏の作品『僕の小規模な失敗(2005)』を読了。