美しいこと(上) (Holly NOVELS)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
4.32
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本棚登録 : 1331
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883863365

感想・レビュー・書評

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  • 悶々としながら、読んでると続きが気になり読み切ってしまった。なかなか進まない2人にじれったくなる話でした。
    女装して、女として出会った2人がこの先どうなるんだろ・・・と続きが気になる展開でした。てっきり福田辺りにばれて寛末をひどく傷つけるのかと思ってたら、純情に進んでいくから少し拍子抜け。徐々に松岡が可哀想になってきた。

  • 木原さん初読み。ストレス解消から始めた女装姿での出会い。主人公の葛藤が切なく面白かった。

  • 木原作品の中でも有名なこの作品、涙なしに読み進めることができないです。
    もう兎に角せつないです。
    せつなすぎて、受の松岡がいじらしすぎて、

    寛末テメェ!! o(゚皿゚#ゴルァ

    と思わず思ってしまうような(しまうじゃなくてずっと思ってたんですが)そんな何ともいえない遣りきれないお話になってます。
    女装した松岡を本当の女性と信じて結婚まで考える寛末の、真実を知った時の絶望を考えると確かに哀れには思います。
    BLなら普通そこで『男だっていい、君だから好きになったんだ』的なスムーズ展開ハッピーエンドに一直線となるんですが、こと寛末に限って言えばそんなのどこ吹く風。
    木原節炸裂させて、ひたすら痛い展開の連続でした。

    当初は寛末を弄ぶような松岡に何てやな奴……と思っていたものの、自分は女じゃなくて男なんだって明かした後の松岡のアプローチには、せつないを通り越して痛々しい。
    寛末の気持ちを考えれば、松岡の方も気持ちの押しつけだよなぁ……と感じる部分も多かったのですが、あまりにも健気なのでついつい松岡を応援したくなってしまいます。

    そんな松岡視点の上巻は、とんでもないところで引きになっているので、読もうとお考えの方には上下巻揃えてから挑むことをオススメします。

  • もし大好きになった相手が同性だったら…今の時代ありえるかも!?お互い葛藤しながら分かり合っていく過程がリアルで痛いけれど、心にぐっときます。ドキドキしながら一気読み…後半に続きます。

  • あまり小説は読まないのに、これだけは続きが気になって気になって、最後まで一気読みしてしまった。
    常に読めない展開でハラハラしっぱなしでした。
    なんでもうまくいくBL作品が多いが、この本の登場人物はすごくリアルで、簡単に男が男を受け入れることはないです。
    下巻までその葛藤が続きます。

  • この態度の変貌っぷりが木原作品。リアルです。

  • 下巻を読んでないのであれだが、現時点ではおもしろいけど萌えがなかったので☆三つ

  •  木原先生の作品の中で、いや持っているBLの中で一番好きな作品です。人を好きになるってどういうことだろう?タイトルにもなっている「美しいこと」ってなんだろう?など、色々考えさせられます。
     最初女装受けときいてちょっと購入するのに戸惑ったんですが、全然読めます。女装苦手な人でもダイジョーブ!逆にこの作品に女装がなければ寛末と松岡の関係はここまで発展しなかったと思います。
     2年前にこの本と出会ってからずっと好きです。読めば読むほど好きになる。木原作品では割と痛くないほうだし、読んだことない人は是非読んでみてください!

  • 心がズキズキするぅううう
    いい感じになったと思ったら
    急降下の繰り返しで切なすぎる

  • 舞台があると知って原作がちょっと読んでみたくなりました。
    でもちょっと面倒くさそうだから読まないかも。

    勇気がでたら図書館で借りてみます。
    (書庫にあるらしいのでリクエストしないといけない…。)

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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