place (Holly NOVELS)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
3.76
  • (20)
  • (44)
  • (39)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 325
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883863969

作品紹介・あらすじ

仕事で加賀と組むことになった横山は、辛辣で冷淡な男に手を焼いていた。異動で本社にやってきた加賀は、見た目はいいのに無愛想、プライドが高く融通の利かない男だった。だがある日、加賀から好きと告白され、嫌われているとばかり思っていた横山は戸惑う。加賀の本心だとわかったからだ。しかし横山は、誰も愛さない、と心に決めていて…。素直になれない男と、孤独を抱えて生きようとする男のもどかしいラブストーリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • んもー!良かった!!中盤からなんかムズムズして悶えつつ読みました
    最初開いたら二段構えでおっ!と少し及び腰になりましたが、気づけば最後まで一気読み

    オモチャメーカー営業先輩×後輩
    仕事は真面目だし、キチンとしている良太だが、とにかく喧嘩っ早くて、物言いがキツく周囲から敬遠されていた。
    そんな良太と仕事でパートナーを組む横山は扱いに悩み、ストレスを抱えていた。
    しかしある時、良太の本心を知り…

    とにかくスペック高いのに超がつく恋愛臆病体質の良太がもどかしい!!
    そして好きな人に突っかかるという小学生体質!!
    そんな萌えポイント炸裂な良太がもう後半から本領発揮で、いじらし可愛いです!!
    追い込まれれば追い込まれるほど負のループ且つ小学生化していく〜

    横山は実は天使のハーフなんて言うトンデモ設定なのに、そんなことはかなりどうでも良かったです
    それでも恋愛に臆病同士がかけがえのない相手を見つけて、転びながら愛を育むお話

  • 素直になれず意地ばかり張って自己嫌悪する加賀と背中に天使の羽根がついている(!)上司横山。
    もうとにかく加賀が可愛い〜。意地っ張りだけど根は素直で横山のことが大好きなんですよね。「横山さんに捨てられたら生きていけない…」なんて、可愛すぎる…!
    母親には認められそうもなく、オールハッピーというラストではなかったけれど、2人はお互いを愛し合いながらこれからも共にいるのでしょう。
    もっと同居後の話など読みたかった。

  • 電子書籍で再読。リーマン同士、天使の羽を持つ・横山✕ゲイの後輩・加賀。これだけネガティブで圧倒的に言葉足らずな加賀にイラッとさせられると思いきや、不思議とそんな事はなく横山と一緒に可愛いなぁと感じてしまった私… 横山は優しくて包容力ある大人で素敵な人でした。2人に関しては凄く良いのだけどさおりがね… 最初良き相談相手なのかなと思っていたのに、生まれた子供に加賀の名前をつけた辺りからこの子はダメなタイプかもとw 母親にしても途中出てきた新人にしてもそうですが、今回は周りきつかった。

  • 木原さんらしくなく、痛々しい感じでなくて幸せになってよかったです( ´ ▽ ` )
    一方で、木原さんらしく登場人物(加賀)にイライラするところもありでした(笑)
    お前いい加減にしろ( ´ ▽ ` )!

  •  可愛い話で楽しかったですー。
    受けのへたれっぷりが若干可愛いのかうざいのか判断つかないけど、攻めはそれでも好きだって言ってるからいいのか。

  • 木原作品なので覚悟して読んだら、じんわりほっこりしてしまった!!
    羽根付きリーマンなんていくらでもとんでもストーリーに発展しそうなのに『羽根のあるリーマン』だけにとどまっているところがまたいいんだな。うん。

  • 加賀が自分に似てて腹立ちました!

  • 設定に最初びっくりしたwでも、ゆっくり進む感じが好きだった!

  • 丁寧で対話があってやきもき。
    リーマンファンタジー。
    日常の描かれ方が好み。

  • 加賀がかわいかったー
    でも羽の必要性はあんまり無いよね
    さおりいい女だと思ってたら結構女くさい女でちょっとショックだったw

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木原音瀬の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×