こまった派遣社員―私が出会った信じられないハケンたち

著者 : としぞう

• 彩図社 (2007年5月24日発売)

作品紹介・あらすじ

大人気ブログが満を持しての書籍化！
品格ゼロのトンデモハケンVS派遣会社の現役面接官の壮絶な格闘劇！
・全身ピンクで面接に来るハケン
・履歴書に30年の空白を持つハケン
・給料を前借りさせろと泣き喚くハケン
などなど、総勢33人のこまった派遣社員のエピソードを一挙公開！
もちろん全て実話、爆笑必至です！！

感想・レビュー・書評

[レンさんの感想 · 2013年2月5日]

これは2007年に出た本だから派遣切りが話題になる約2年前の話。著者のとしぞうさんが派遣元の面接官として面接したり、雇用管理した人々のトンデモ具合が書かれているが、このとしぞうさんは派遣会社に珍しい、非常に温かい、面倒見のいい人だとお見受けする。それでも手に負えない人が羅列されていて、イラストや、ブログ記事の編纂ということでネタ本として世に出したと思われるが、派遣切りのピークを過ぎてこういう人々がどれほど社会に役に立てるか、彼らが自立するのにいったい誰がいくら出して手間暇かけて支援するのか、かなり考えさせられる本だった。
「おわりに」にあったとしぞうさんの「人にはそれぞれ事情がある」という偏見を持たずに接しようとする姿勢が好きになれる。

[jamさんの感想 · 2011年10月25日]

現役面接官から見た、品格ゼロな使えないハケンな人々を記したブログ。

正直こんなありえない方々の派遣元になってるアナタの会社こそ大丈夫なの？？と突っ込みたくなるくらいの内容(T_T)。

世の中には理解を超えた人々がたくさんいるんだな～とショーゲキを覚えます(>_<)))！

[眠れる司書さんの感想 · 2011年7月26日]

派遣会社営業所の所長である「としぞう」さんがつづる、
一般人たちの記録。

ほんまに働く気あるんか！？という人々の様子が
イラストとともに紹介されている。

としぞうさんはそういう人々を、
基本的には暖かく迎え、長所を引き出し、注意し、叱り、
どうしようもないときは、笑ってネタにする。

面接中に「空耳アワーだ。アハハハハ」と笑うOさんが
一番のお気に入りだけど、他にもすごいのがいっぱい紹介されている。

著者プロフィール

1975年生まれ。
地方の大学を卒業後、大学に入学するも中退。2003年に派遣会社に就職し、その後営業所の所長になる。
2年前にPCを購入した喜びから初めてブログを開設する。
現在、数種類のブログを運営しているが、どれも飽きることなく日々更新を続けている。

「2007年 『こまった派遣社員』 で使われていた紹介文から引用しています。」