- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883996957
感想・レビュー・書評
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ある程度の大きさの会社(少なくとも人事部があるような)の新卒〜入社3年以内の人間に対象を絞って書かれたと思われる本。
これで何部売れると想定しているのかなぁ。著者の主張は「PPTを上手く作成できるとか会議の進め方だとか表層的なスキルだけ身につけても、資料作成に当たっての論理的思考など土台をつくらないまま、転職しても失敗は目に見えてる。その土台を作るのには最低3年は掛かるというもの。
前読んだ同著者の本 『「やめさせない!」採用 かまってほしい若者たち』と併せると経営側からの視点に偏っている人だというのが伺える。
城 繁幸の言う「昭和病」に掛かっているともいえるが、実は冒頭に上げた前提がそこに端的に顕れているのではないか。それは穿ちすぎか。
[private]「基本的にはまだ何でもできるが、大きな選択ミスをして時間を浪費することはもうできない」という微妙な年頃=30代前半をそう定義しているBlogがあった(http://d.hatena.ne.jp/ktdisk/20070722/1185109537)。ダラダラ働くよりも、自分がエネルギーを費やして120%の力を発揮できる環境にいるべきじゃないか? そう思った。[/private]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
入社当初に読んだ本。
当たり前の事が書かれている。
三年以内で辞めたら、次の会社でロクな評価がもらえないよ。だから、辛くても自分を磨きなさいと。。
それを、人事のプロが直接いっている訳だから、その通り。と。。
私の中では、別書「三年で消えた若者は、どこへいったか」の方がいい形で刺激された。 -
どこかで聞いた覚えがあるようなタイトルだったので。
全体を通して何を言いたいのかがよく分からなかった。
「1社3年」働くとこんな良いことがありますよ~というのは書かれているが、
転職するとなぜ「こんな良いこと」が享受できないのかは書かれていないのだもの。
特に訓辞を引き出しているわけでもない著者の仕事歴エピソードが挟まれているのも、意図がよく分からない。
100%の客観論に説得力があろうはずもないので、
こういう本が著者の経験談を交えつつの展開になるのはよいのだけど、
この本の場合はちょっとまとめ方に問題があるかも。 -
安易な転職はするべきではない。会社に育ててもらう。成長したいという情熱を持ち、最初の3年を過ごす。
2008 8/13 -
「若者はなぜ3年で辞めるのか」
「会社は2年で辞めていい」
「イヤならやめろ」
とか転職を考えているのかといわれそうな本をたくさん読んできたが
その目的は、「働くとは」という意味を考えたかったため。
何のために働くのか、学生時代に十分考えれていなかったのでいま
必死になって考えているというのが正直なところ。
でも、こうした本もそろそろ十分な気がしてきた。
それぞれの本いいことも書いてあるけれども、
最終的には著者の経験談を基にして、こういう風な人生がいいとの教示があるようなイメージ
それぞれの本によって、内容も違うし、対象も違うが一つの参考意見でしかない。
最終的には、自分がどうしたいかが決まっていない場合にこういう種の本が魅力的に見えてくる。
自分自身はだいたいそのあたりが見えてきたので、あとは行動が必要だ。
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タイトルに惹かれて購入、なるほどと思える部分とそうだろうかと思う部分が両方存在する本でした。