- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883999323
感想・レビュー・書評
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内容自体はオーソドックスな相続の基礎知識本なのですが、コンセプトが凄い。
「磯野家の相続」だ。
おそらく日本でもっとも認知されているであろう家庭、磯野家を舞台に、
「波平にまさかの借金発覚!」
「波平にまさかの愛人!」
「タマに財産を譲ります」
などなど、おもしろい事例をもとに相続に関する理解を深められる。
字の大きさ、フォント、太字、傍点、図など、分かりやすく工夫されている。
ちなみに著者は弁護士さん。遺言執行と弁護士は切っても切れない関係。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相続についてざっくりと学びたいなぁ、でもネットで調べるほどの気力もなかったところに、「磯野家の相続」という敷居の低そうな本を見つけたので購入。波平が死んだらフネに1/2、サザエとカツオ、ワカメに1/6ずつ。子がいないときは配偶者に2/3、親に1/3。子も親もいないときは配偶者に3/4、兄弟に1/4となるそうだ。波平、フネ夫婦に子がいないとすると、波平死亡でフネに3/4、波平の兄弟であるなぎえ、海平に1/8ずつとなる。情報の多くはネットなどで無料で手に入るものだと思うので、ざっくり読み物としてどうぞ。
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インパクトの割に書いてある事は普通、当たり前か
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2010年に出た本なので、改正される前の情報に基づいてます。
た磯野家を例にとっていることで確かにわかりやすいw
ノリスケさんは、波平さんの妹の子供だとか知らなかった…
新たな学びはそれほどなかったものの、知識の確認ができたのでよかった。
時々の振り返りは続けよう!
ただ、今後はできるだけ近い日付の本で。
こういうところは図書館利用の限界なんだよなぁ。 -
図書館
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ややこしい遺産相続の話を、サザエさん一家のを例にして説明していて、とっつきやすい。
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大枠はわかりました。
これをベースに基本書よめば、いきなり基本書よりはわかりやすいのかも。 -
日本のほとんどの人が知っている家族構成のサザエさん家族を例にとっての相続の話は、よく理解できたし、隠し子や、養子の相続も面白かった。
後半の方になると一般的な相続の話や遺言書の話であった。
公正証書にするには、未だ早いし、、、遺言を残していても、空き家問題や、遺品整理など、、することは、色々あるだろう。
先ずは、エンディングノートから、始めないと、、、エンディングノートは、遺言書の代わりにはならないのかな?
署名、捺印が無いから。
いざという時の為に必要な本かもしれないが、残す物も渡す者たちも少ないから、心配はないかもしれない(笑) -
弁護士の長谷川裕雅さんによる、相続の指南書。国民的アニメ、サザエさんの登場人物を例に、遺産相続の様々なシチュエーションについて分かりやすく説明しています。
例えば波平さんが亡くなったときの一般的な遺産相続のしかた、カツオに遺産を相続させないと言ったときでも、カツオは遺留分を主張できるとか、タマは遺産相続できるかとか、具体的な状況に落とし込んで説明しています。
また、遺産が多い人が揉めるのではなく、少ない家庭の人も何らかの問題が出てくることが多いので、遺産の分け方について早くから考えておく必要があるそうです。
自分自身も、認知症で自分の意思表示ができなくなる前に、考えておかなくちゃいけないと感じました。