- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884747145
感想・レビュー・書評
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人生のテーマを持て、と冒頭で述べられていますが、終始それに触れることはあまりありませんでした。ただ、人生のテーマを持つためには志を持つことが大切。それをこの本が訴える自修自得の下、自ら気づけ!も諭してくれているような気もします。
個人的に、松下幸之助について全く詳しくなかったので、彼の生き様や心意気について実話を通して学べたのはよかったな、と感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「流汗悟道」すなわち「額に汗を流しながら体験してみて初めて人間として大切なことごわかる」ことを基本とする教育ではなかったかと思います。すべて現地現物で体験を通して学べ、という教育です。
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課題図書として与えられた本。思っていたほど宗教めいてなかった。
努力しないと何も感じないし、覚えないという点は賛成。 -
『人間としての根っこが貧弱であったり、腐っていたのでは、いかなる知識や技術も生きてこない』
20代は知識や技術を習得するより何より人間の価値を高める事が必要。
人間性、人格を高める事のヒントは『周りを良くしようと努力すること』=思いやり
■人格を高める為に
①思いやり→周囲の人の事を自分の事のように思いやり行動する事
②日々改善、成長の精神で全力で、一心不乱に、働く事
③流汗悟道→現地、現場で見て、聞いて学ぶ、感じ取る事
④手抜きをしない→『手抜きは心抜き』
⑤『苦労』が人格を高める→喜んで苦労する
⑥決めた事はやり続けること。即ち継続
⑦人が嫌うことを進んでひきうける(周囲の為になる事を)
『誰もやらなのであれば、せめて私がやりましょう精神』
⑧他人に対して、周囲に対して関心を持つ(特に困っている人、苦しんでいる人、悲しんでいる人)
『見逃すわけにはいかない、何か力になれないか精神』
⑨口よりも体を動かし、率先行動する -
松下政経塾の館長であった著者は、人事異動で松下電器に帰ることなく、。松下政経塾で求めてきた仕事のテーマを、自分の人生のテーマとして、退職、青年塾を立ち上げた。「次世代を担う青年を育てること、この日本に志の高い青年を1人でも増やしていくこと」がそのテーマである。
本物を育てるための基本的な考え方やその過程でのエピソードなどが盛りだくさん。大変ユニークであるとともに、確かに本物だと納得できることばかり。不便・不自由・不親切が特に印象に残った。 -
単なる現代人や若者の批判にとどまっていないところが好感がもてた。
時折読み返すことで、自分の状態を振り返るのにいいかも。 -
日本創新党絡みで、松下政経塾や日本志民会議に興味を持ったので読んだ。
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新人研修へ講演で来社し、インパクトを遺して言った上甲先生。改めて読んでみました。
現代で一番と言っていいほど、松下幸之助の遺志を継いでいる方。シンプルなないようだが奥が深い。
・仕事に真剣に取り組む人、取り組めない人
⇒その仕事に使命感を見出せるかどうか。松下幸之助は電気製品を普及させることで、250年かけて世界から貧困をなくすという目標を掲げ、そこから松下電器は変わった。
・自分の仕事を好きになる努力をする
⇒自分の好きな仕事をすることが大事なのではなく、自分のする仕事を好きになることである。その仕事を通じて、何を世の中に提供できているのか、また“万事研修”という精神を持つこと。
・精神を立てるには
? 宗教を学ぶ
? 道徳を学ぶ
? 歴史を学ぶ
・信用を築くには
⇒松下幸之助は新入社員に、“何よりも信用を大事にしいや”と言った。誰でも頭では分かってることだが、そのための3つのポイントは、
? 約束を守る
? 言行一致
? 天の目を判断基準とする
・生きるモデルを歴史に見つける
⇒歴史を紐解けば、尊敬できる偉人はいくらでもいる。そうした人たちの生き方に触れ、自らの望む生き方に触れて重ねてみれば、必ず自分の生きる方向が見つかる。そこに歴史を学ぶ意義がある。
などなど。
志とは、自己の利益だけでなく、みんなの利益を考えることである。それを実践し、伝えていくにはどうするか。
自分の生き方にも合致しており、非常に参考になる一冊。