- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886642844
作品紹介・あらすじ
「サイコサイバネティックス」とは-「心のかじ取り」を意味するマルツ博士の新造語です。人間の「心の仕組み」は、目標を持ったときに最も効率よく働く精密機械です。だから自己イメージを正しく持ち、達成可能な目標を設定し、ひたすら成功して満足しているあなた自身の姿をイメージしなさい、と説く。「充実した幸せな人生」「健康で若さあふれる生き方」をサイコサイバネティックスという科学の目で見直し、具体的な方法を紹介した本書は、あなたの人生に変化をもたらすでしょう。
感想・レビュー・書評
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サイコサイバネティックス=脳や神経系に、目標に向けたサーボ機能が備わっている。人格は関係ない。最終目標をイメージすれば、自動的に誘導される。
問題意識を持っていれば創造的なしくみが自動的に働く。
実行せよ、そうすれば力が与えられる(エマソン)
成功した自己イメージを持つ=自分が考えている自分、になる。
他人と比較しない=自分自身の基準で評価する。平均以下、と言われるとイライラする。
暗示の力=イメージ訓練をする
悪い習慣を直すのは努力によるのではなく、直して満足感に浸っている自分を想像するほうがよい。
意志と想像が喧嘩をしたら、勝つのはいつでも想像である。
心配と戦わない。心配がなくなった自分をイメージする。
理性の働きは、目標から目をそらさないこと。人間は間違った行動は忘れ、正しい行動だけを記憶する。
プラスイメージを持つ。
ピアノが弾けるか?まだ弾いたことがないなら、答えは弾けない、ではなく、わからない。
悩むなら、ルーレットが回る前。回ってからは心配しない=いったん決定したら、以降は淡々とこなす。
今日一日を限りに生きる。明日を思い煩わない。永久に酒を飲まない、のではなく今日一日酒を飲まない。
一度に一つのことだけをする。砂時計の教え。
眠りながら考える=夕方に熱心に考えたら、翌朝解決している。
まず、幸せを感じる。立派になれば幸せになれる、のではなく幸せだから立派になれる。人は自分が幸せだと思う程度に幸せである。
不幸を避けようとする努力より、受け入れ陽気に振る舞うことで不幸は消える。
人間は自転車に似ている。どこかを目指して走っているときは安定しているが、止まるとグラグラする。
思いやり=他人を神の子だと認める。他人を避難することを止めれば、適切な自己イメージを創り出せる。
失敗はフィードバック信号。成功のコースに戻りなさい、という合図。
間違うことを恐れることこそ、人が犯す最大の間違い。
積極的に考える。失敗はフィードバックの情報と捉える。
欲求不満=完全主義から脱する。イメージが不適切か、目標が高すぎることから生じる。
許すことは忘れること。
「私はあなたを許します。しかし私への仕打ちは忘れません。」というのは私は許しません、と同義。
反応を遅らせる。明日考えよう(スカーレット・オハラ)。怒りを覚えたら手を上げる前に10だけ数える。
シャドーボクシングをする。
予め想像して練習する。ゴルフのショット、スピーチ、演技、などなんでも。頭のなかに正確な認知図を作る。
悩みを持ったら、悩みの元を断とうとしないで、心の持ち方を変える。そもそも元を断つことが出来ないから悩んでいる。楽しい思い、が心を占めるように習慣づける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
過去からのプラス思考
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整形外科医がかいた心理学の本。
SUCCESS -
まあまあ良かった。
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心の舵取りをして自分を動かす方法。
サイコサイバネティクスの本であり、
サイバネティクスという言葉は、
ギリシア語で「舵取り」のことらしく、
自己イメージを変える方法を紹介している。
著書は精神科医では無く、整形外科医であり、
外傷が完治して、醜くなくなったのに、
劣等感を持ったままの患者を見て、
なぜだろうと思ったことがきっかけで、
サイバネティクスという学問を学んだらしい。
原著の出版は1960年という昔の本だが、
2001年に復刊ドットコムにより復刊されて、
2008年に改訂されて、今年の8月に再度改訂された。
復刊されて長く読み続けられているだけあって、
やはり現代でも色あせない価値ある内容である。
ソフトウェアスキルで紹介されていた本で、
この度改訂版が出版されたのも恐らくその影響。
長く読み継がれている名著だけど知らなかった。
この世界にはまだまだ読んでいない本が沢山ある。