ブラック大学 早稲田

著者 :
  • 同時代社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784886837547

作品紹介・あらすじ

年収300万円の非常勤講師たちが
早稲田大学・鎌田薫総長らを怒りの刑事告訴!
「非常勤講師5年で無期転換」阻止のため偽装選挙、
コスト削減で授業を外部委託し偽装請負――
労働法のプロが高度な知識を持つプロ(非常勤講師ら)
に対して行った前代未聞の出来事。
今、早稲田大学で何が起こっているのか?
明らかになる“大学内身分制度”の構造

感想・レビュー・書評

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  • 違法というよりは脱法という印象で、巷のブッラク企業に比べるとカワイイレベルかな?という気はするが、新興ベンチャー企業じゃあるまいし、やってる事が姑息である事は否めない。教育産業は総じてブッラク化しているが大学もここまで来たかという感じ。一流企業と言われる所でももっとヒドイ事はやってるので、早稲田がブラックでもそんなには驚かないが。
    が、「大学の先生」ってのは人気商売で稼げなくてもやってしまう人がいる限り、この状況は根本的には改善しないのだろう。が、数は力なりなので、組合結成したならストライキでもやって授業しなきゃいいのにって思うけど。学生も授業がなくなって喜ぶんじゃ?
    薄い本にも関わらず、早稲田に関係ない話も多くページ数を稼いでいる点で内容的には薄いかな。

  • これが本当なら恐ろしい。他の大学のことにも少しふれているが、全国的にはどうなんだろうと疑ってしまう。

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著者プロフィール

1960年長野市生まれ。業界誌記者を経て「週刊現代」記者。1995年1月からモスクワに移りチェチェン戦争を取材、1996年12月帰国。第一作『カフカスの小さな国』で小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞。『ジャーナリストの誕生』で週刊金曜日ルポルタージュ大賞受賞。著書に、最新刊『増補版 プーチン政権の闇 チェチェンからウクライナまで』(高文研)、チェチェン問題では『チェチェンで何が起こっているのか』(高文研・共著)、『チェチェン 屈せざる人びと』(岩波書店)、『「戦地」に生きる人々』(集英社新書・共著)、『フォトジャーナリスト13人の眼』(集英社新書・共著)、労働問題では『トヨタの闇』(共著・ちくま文庫)、『ブラック大学 早稲田』(同時代社)などの著作がある。そのほか『渡辺てる子の放浪記 もう悔しくて悲しくて、怒ってんだ私は!』『不当逮捕 築地警察交通取締りの罠』(同時代社)、『秘密保護法 社会はどう変わるのか』(共著、集英社新書)がある。

「2022年 『ロシア・チェチェン戦争の628日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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