「ゲテ食」大全 (DATAHOUSE BOOK 36)

  • データハウス
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887188488

感想・レビュー・書評

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  • とっつきやすいドングリや新緑から始まり徐々に手の出しにくい生き物になっていく。
    今話題のコオロギの粉末が優しい物に感じる。

    カブトムシの幼虫は焼くとほっくりねっとりと旨いと聞いたがあれ嘘だったのね。少なくとも国内のカブトムシは不味いと。
    泥の詰まった薄皮饅頭をあんこの饅頭にしようと幼虫をあんこに埋めるの好き..。

    著者が食べた猫はヒマラヤンらしいが、いったいどこから...犬もどこから...。

  •  もし、いきなり「自給自足しろ」なんて言われても困ってしまいますよね。
     でも、災害や遭難に遭って、火種、調理器具、調味料はあっても食料はない。
     そんな状況に陥って、もし毒や寄生虫をもっていたり、食べられない生物を口にしてしまったら――。
     世の中何が起こるかわからない。非常時にいざとなったら食べられるものを、知っておいて損はないだろう。

     ――という高尚な理由ではなく、単純に身近にある生物を調理して食べてみただけの、一般的な(?)料理本である。
     食材は明らかに不味だったものを含め、野草、木の実に始まり、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類まで全て身近にいる生物ばかり38種。本書を読めば、その日からきっと世界観は変わるだろう。

             ――世界は、食材で満ち溢れている、と。

  • 興味本位で買ったらなかなか趣味の悪い本だった。しかし読みやすいし、しっかりとゲテ食を味わい、評価しているので普通に面白く読めた。あんまり友人には読ませたいとは思わないが本棚に一冊あると愉快な本。

    イモリのてんぷらの項で、生きたまま揚げると良く動いて衣を散らすので揚げ玉作りにちょうど良い、というところで申し訳ながら残酷さと揚げ玉のギャップに少し笑ってしまった。

  • タイトルこそイロモノ系を感じさせるが,予想に反し(?)中身は食糧難やアウトドアでの遭難などを視野に入れた,食材調達ハウツー本.
    昨今の美食ブームや海外で食す珍食・奇食とは一線を隔て,食材に対し真摯な姿勢を貫く.
    『テレビ番組で昆虫やらをキャーキャー言いながら食す場面はいかがなものか?現地では日常食であったりするわけで,失礼だとは思わないのか?』そんな感想を持ちがちな人にもお勧め.

    ※<a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/article/105301291.html" target="_blank">当方ブログの蔵書目録コーナー</a>には,ブクログに登録できない古書・洋書・珍書リンクなどもありますので,もし魚本倉庫に興味をお持ちの方は,<a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/article/105301291.html" target="_blank">こちら</a>も併せて御覧ください.

  • 好奇心は身を滅ぼす。
    タイトルと表紙で察してください。

  • ゲテモノ、といわず、読んでみると面白い。好き嫌いなく?食べているのがエライです。
    心配なのは、「おいしい」と評される食材が、何に比べてどの程度おいしいのか(笑)がよくわからないので、偏差値式に示して欲しいモノです、味のボトムライン低すぎる人っていますから(ワタシですが)。

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