メイキング・タイム 〜時間の流れをコントロール

  • ディーエイチシー
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887244689

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  • "時間をあたかもコントロールすることで、長くも短くもできるような書き方をした本。
    夢中で楽しいことをしているとあっという間に時間が過ぎる経験をお持ちの方は多いだろう。
    時間を短くするには、我を忘れる状態にすることで、時間を短くできる。というようなある意味ユニークな切り口で時間を語っている。"

  • 身体が感じる時間には5つの法則があるから始まる。私たちは時間を過去から現在そして未来へと直線的に捉える。それはユダヤ教やキリスト教の影響である。こうした直線的に時間を捉える民族より自然の移り変わりを反映した循環的な時間観をとる民族の方が歴史的にみても多い。物理学的には時間は、重力と空間により生み出されるもので流れるものではなくそこに静止した状態で現れているものに過ぎないなどと時間の捉え方の別の見方も指ししめしながら時間との上手な関わり方を指南してくれる著書である。

  • 楽しい時間があっという間に過ぎたり、居心地の悪い時間がなかなか進まなかったりと、体感時間の伸び縮みは誰もが体験しているもの。
    この本では、体感時間の法則を5つ示す。
    1. 年をとるほど時間がたつのが速くなる。
    2. 未知の環境や経験に触れると、時間の流れは遅くなる。
    3. 我を忘れると時間が加速する。
    4. 我を忘れていないときは時間が遅くなる。
    5. 自我が停止すると時間の流れは遅くなり、ときには完全に停止する。

    そして、次の2つの要素に整理する。
    1. 脳が処理する外部情報(雑念も含む)の量が多いと時間が遅くなる。
    2. 自我構造が弱くなると、時間の流れが遅くなる。

    つまり、外部情報の量や自我の状態をコントロールすることにより、体感時間を変えることができるという。意外な感じもするが、実際にはさっさと寝たり(外部情報を少なくする=時間が加速する(速く過ぎる))、集中して効率を上げたり(我を忘れて没頭する=時間が遅くなる)と、ごく常識的に活用しているものだ。

    楽しい時間はよりゆっくりと、苦痛な時間はより短く、時間をコントロールする方法として紹介されているのは、瞑想とマインドフルネス、いずれも今に集中するものだが、これに熟達すると時間に煩わされることが少なくなり、時間をコントロールしたいという欲求もなくなるという、これまでの検討をひっくり返すようなオチ。
    悟って時間を超越するよりも、世間の時間に苦楽したいという気分になった。
    12-82

  • よく言われている「年をとるとなぜ時間の流れが早く感じるのか」から発展させて、それをどのように活用し、豊かな人生を歩んでいくかとかそういうこと。

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