君と会えたから・・・ (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.07
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本棚登録 : 4944
感想 : 417
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887594807

感想・レビュー・書評

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  • 「人間いつ死んでしまうかなんて分からない」

    ということを言葉でも分かっているつもりでも、
    明日が来ることを前提に生きている自分がいる。

    だからと言って、「明日死ぬ」という前提で生きるのも難しい。

    だからこそ、

    今日を生きているという素晴らしさに感謝して、
    今日一日を精一杯生きる

    そんな日々の繰り返しが、
    自分らしい人生のための糧になると、そう教えてくれました。

  • 【今この瞬間がターニングポイントだとしたら】
    本書でも、喜多川先生の物語の中にある人生に活かせる学びがたくさんあり、定期的に読み返す本の一冊です。
    人生にはいくつかのターニングポイントがあって、後々になって「あの時の〇〇が」となることは多いかもしれないが、人はいつかは死ぬがいつ死ぬかは誰にもわからないということだけが唯一約束されている中で、今この出会いや経験の一つ一つが自分自身の人生を作り上げているということは間違いない。ある先生の同じ授業を受けていても、人生が変わる人もいれば毎週定期でやってくる一コマでしかない人もいるし、上司からの何気ない言葉で仕事のパフォーマンスが大きく変わり大成する人もいれば、お節介だなと思って聞き流す人もいる。
    でも、大事なことはその一瞬一瞬が、かけがいのないものであり感謝の心を持って接することができているのか?そんなことを問われているような一冊でした。
    最後の展開は予想できませんでしたが、ぜひ将来を考えるという帰路に立っている高校3年生や就活生には読んでほしい一冊です。

  • 4.8
    凄く良かった。
    あまり事前情報入れず、普通の小説と思って読み始めましたが、ちょっと趣向が違っていました。
    小説タッチのビジネス書というか自己啓発書といった内容とも言えるかも。
    小説の内容自体もテンポ良く読みやすかったし、ちゃんと伏線の回収もあります。

  • サクサク読めるので、30分ほどで一気読み。息子にも中高生くらいなったらに読んでもらいたい一冊。


    主人公はヨウスケ、17歳。やりたいことが何もなく進路を決めあぐねている夏休みに、同い年の少女ハルカと出会う。ハルカはヨウスケに、「パパがこう言っていたの。」と色々な話をしてくれる。

    まずはライフリスト(自分の夢)を書くこと。つまり、自分の欲しいものを知ること。〇〇になりたい、〇〇がほしいでもいい。思い付くままに書く。

    次に、自分が他人のためにしてあげたいことを書く。これが第二のライフリスト。第一のリストと第二のリストは、表裏一体に見えて実は繋がっている。第二のリストに書いた内容は、夢を叶える行動リストといえる。

    三番目は経済的成功の話。円=ありがとうに置き換える。支払った円の分だけ、それを作った人達にありがとうを届けているということ。欲しいものを手にいれるためにお金を払っているのではない。お金を儲けるということは、ありがとうを集めるということ。

    四番目は、光の話。自分の内面に明るい光を灯す。あなたのコンプレックスは、その光が漏れだす個性に変わる。今の自分には、外に漏れだすくらい明るいの光が煌々と燃えているか。

    五番目ほ、手段を目的にしないこと。例えば北海道に行きたいとき、飛行機が乗れなくても電車やバスや船など色々な行き方がある。すぐに諦めない。

    また、ライフリストは都度書き換えてもいい。最初はプロ野球選手になりたいと書いても、なったらゴールじゃあない。プロ野球選手になって「有名になりたい」とか、「憧れの的になりたい」とか、そっちの方が目的のはず。それならばプロ野球選手でなくても、他の道もあるということ。

    六番目は、先入観が可能を不可能にするということ。動物園の動物は、鎖や首輪をつけられたら絶対に逃げられないと学習してしまう。例え成長して紐を引きちぎられる力がついていたとしてもそれをしない。昨日まで出来なかったことを理由に、自分は一生それができない人間だと思い込まないこと。

    最後に、人生において約束されていることはいつか死ぬということだけ。それ意外のことなら何でもできるということ。


    一度しかない人生をどう生きるか。日々の怠慢を見直すきっかけをくれた本だった。

  • 読む手が止まらなかった

    決まっているものは、人はいつか死ぬということだけ
    明日当たり前に来ると思うな

    この本に書いてある大切な言葉を目に触れるところに書き記して、今を生きたいと思う

  • 明日があるとは限らない。
    自分のやりたいこと、なりたいもの、言ってみたいとこ…全てが叶うとしたら何をしたいか。
    人生は必ず達成したいものを達成できるようにできている。そのためにはどんなに遠くても一歩一歩着実に歩むことだ。

    この本からは本当に多くのことを学びました。
    運転者と一緒によんで、人にしてあげたいことをしてとことん運を貯めて次世代に引き継いでいきたい。
    今日できることを考えて行動する。
    そんなことで頭がいっぱいになるほど考えさせられています。

    喜多川さんの本で『人生とは』というものが段々と見えてきたのと、自分の『人生』をどう使いたいのかを考えるようになりました。
    友達、家族、恋人、同僚、これから出会う人、一生出会うことのない人のために何ができるのか、そんなことを考えて今日できることを今日からしたいと思います。

  • 日々を大切に生きる事の大切さが学べる本でした。
    小説仕立てで飽きる事なく読み進められました。

    高校生の男女が主役のストーリー
    突如現れた同い年の女の子から教えられる数々の人生のヒント
    そしてその女の子が色々と教えてくれる理由とは、、?
    感動の最後でした。

    1番印象に残っているのは、
    「お金を儲ける、ということは〈ありがとう〉を集めること」
    という言葉です。

    毎日何かモヤモヤしている人
    目標が明確になっていない人
    自己肯定感を感じられない人
    は是非読んでみるといいかもしれません!

    星5つ!

  • 円はありがとうの数 
    自分が太陽で相手を眩しくさせる存在に 

  •  設定や会話がいつもに増してとってつけたような感じがしたので、あまり期待しないでおこうと読み始めました。が…教示の内容は他の作品に比べ更に素晴らしかったです。

    ☆自分のやりたい事、やる事を見つけ実行するために、2枚のリストを作る。

     1枚目ライフリスト〜TAKEのリスト
    自分が行ってみたいところとか、できるようになりたいこと、将来やってみたいことや達成したいこと、何でもいいからどんどん書く。はっきりしたものじゃなくてもちょっと興味があるとかこうなるといいなみたいなものでよい。できそうとかできそうじゃないとかを考えてはダメ。
     
     2枚目のライフリスト〜GIVEのリスト
    それを実現するための具体的行動のリスト。そこに書いてある内容を実行すれば夢がかなう。人にやってあげたいこと、人に達成させてあげたいことリスト。例えば、ママの負担を少しでも軽くしてあげたいなど…。その中から今日できることを探して、実現する。

    TAKEとGIVEのリストを二つ作る理由は、「私が人から何かをもらうことがあるとしたら、先に私がその人のために何かをした時だけ。」だから?

    ☆自分と出会う人すべてに、この人と出会って良かったと思ってもらえるような付き合いをしたい。

    ☆【素直に勝る天才はなし】
    助言を素直に聞いてくれる人には、何とか成功させてあげたいと思って、もっと多くの手助けをしたくなる。反対に、努力で成功を手に入れようと意気込む人の中には、成功は自分1人の力で成し遂げるものだと言う感覚の人が多い。

    ☆円はありがとうと読む。チーズバーガー1つにとっても、これを作ろうに関わった一人ひとりにありがとうと言うことはできない。(牛を見つけつかまえたり、小麦を1から作ったり…)だから、一番最後に届けてくれる人にまとめてお金を払った。何もかもお金の動きは全てこれ。すると、ものを買うと言う感覚が大きく変わっていく。欲しいものを手に入れるためにお金を払っているのではない。それに携わった人に、ありがとうを届けているのだ。

    特に最後の二つはとても心に響きました。生きるパワーがない私にでも、その心得で過ごすととても良さそうです。

  • 明日が来る保証なんてないことはわかっていたつもりだけど、それを踏まえて今日を一生懸命に生きられていたかと言われたら、できてないとしか言えない。
    この本の中のハルカちゃんみたいに、その日を懸命に生きていられる人は少ないと思う。
    人生で約束されていることは1つしかないのだから、やりたいことは全部やって、私も成功する人生を送りたい!
    胸が熱くなって今日からの行動をすぐに変えてくれる、力強い作品です。

著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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