- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887596146
感想・レビュー・書評
-
1.リーダーシップについての研修を受けることとなり、自分も考えなくてはならないのかと思ったことがきっかけで本書を手に取りました。
2.
3.課長という役職についてここまで詳細に述べた本はなかったと思います。現在は中間管理職=ムダという思想が主流になっていますが、私はそこまで強烈な批判はありません。私の中間管理職への意見は「中間管理職は組織の人材管理の中枢を担ってほしい」ということです。まず、ムダな印鑑業務は全て廃止してほしいですし、ペーパー業務も廃止してほしいです。もっといえば人数も半分くらいにしてほしいです。逆に、社長から出た指示を部下のモチベーションを高めるように翻訳してすることや部下の意見を上役に自分の経験をプラスして会社の改善点として通してほしいということです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当初思った以上に良い本だった。きれいごとではなく、日本企業で管理職として働いていく上での「現実」を、これまで明文化されることのなかった分かりやすい「原理原則」で説明している良書。
「うーん、そうだよなあ」と思う点が多々。いくつか抜粋。
---
課長はよりマネジメント寄りで、経営者はよりリーダーシップ寄り
部下が「自分は会社に大切にされている」という実感を持って仕事に取り組めるかどうかという点が最も重要
お金よりも大切なのは、部下を一人の人間として気にかけ、能力だけでなく、もっと人間性に興味を示してやるということ
課長は昔ながらの家族的な方法で部下をまとめることを期待されています。
「風通しの良い企業」においては、「情報の洪水の中から、自分の必要な情報だけを抜き出す」という情報のフィルタリングが個人個人に課されている
中間管理職は、部下にルーティン・ワークを徹底的に教え込み、ルーティン・ワークから外れる例外を、すばやく発見できる仕組みを作り上げることが仕事の第一歩です。
本質的には「ルーティン・ワークから外れるような例外的な業務に対応できる柔軟性」が役職の権威を正当化する
部下をほめるスキルを身につけるために必要なのは、部下が出した成果を、その部下の能力や実績と照らし合わせて評価するという、当たり前の態度です。決して「自分ならもっとうまくやる」などと言ってはなりません。そんなこと皆がわかっているからこそ、課長は課長になれたのですから。
オフサイト・ミーティングの良さは、それぞれが肩書きの異なる社員である前に、魅力的な人間であるという、当たり前のことを思い出させてくれること
キーマンの本当の意味は「オフィシャルには決定権の及ばない数多くの議題に対し、影響力を発揮することの炊けている人」ということ
Cクラス社員にもこなせる仕事を、課長が見つけ出してきて与える
部下がキャリアアップを理由に去っていくのは、本音を言うことでギクシャクする形で退職するのを嫌っている可能性が高いのです。部下が会社を辞めていくとき、それはまさに課長が部下からクビを宣告されたようなものなのです。
典型的なBクラス社員(Aクラス社員ほどには優秀でない普通の人材)は、いつでも「やったほうが良い仕事」ばかりを探してきてはなんだか忙しくしているものです。そして「やらなければならない仕事」はすでにAクラス社員に奪われてしまっています。本当は新しいスキルの勉強もしなければならないはずなのに、「忙しい自分」に酔っていることも多く、そんな忙しさに追われつつ昇進を逃すのです。 -
全体的によくある内容をまとめた感が強く、あまり新しい考えに出会うことはなかった。
-
感想
小さなことから始めてみる。変化は反発を呼ぶ。少し時間をもらってちょっとずつやってみる。あくまで提案の形で。いつでも変化させられる。 -
未来のポジションが、どのような人間であるべきなのか、「分かりたい」との気持ちで買った一冊。難しく考えていたが、人間力が大いに関わるのだと感じた。課長で学ぶ事は多い。
-
参考図書
-
読んでたけど今一度改めて、課長になったので読む。
会社の規模によっては、この本でいうところの課長は部長クラスの場合もありそうだが、部下を持つ身となった以上重要なことが書かれている。
ただ、これを実践するのは案外難しい。自分自身も成長しながら、失敗をしつつこの本から学んだことを自分のものにしていきたい。 -
まあまあです。
-
●マネジメントの役割(会社によっては「係長」でも
本質的には「ルーティン・ワークから外れるような例外的な業務に対応できる柔軟性」が役職の権威を正当化するもの