できる大人の"一筆添える"技術

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596931

感想・レビュー・書評

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  •  どうも私の場合、手で文字を書くのが苦手でして。

     一筆箋を使ったり、ましてハガキや封書で手紙を書いたりなんていうのは、はなから面倒というか、やる気が起きません。

     ただ、そういうことが大事だということはわかっていますので、これからは努めてやっていかないといけないなあ。

     この本は、どうやったら気軽に、一筆添えることができるようになるか、そんなアイディアがいっぱい紹介されています。

     少ない言葉でそれなりに見せる技術や、筆記具を工夫することで、書きたくなるようなアイディアがいっぱい紹介されています。

     これなら自分にもできそうと思えるものが、きっと見つかるはずです。

  • メールも上手く打ててないのにという気もするけど、確かに一筆箋とかハガキとかはインパクトがあるし、そういうことを続けていくことで、お付き合いしたい人になれるかもしれない。

  • なぜか読んでいてわくわくして,思わず行動に起こしたくなる一冊。この本を読んだ週末に万年筆を買いに行ってしまいました。一言を書く事への抵抗に対する作者の言にも励まされる。

  • 一筆添えたくはなる。一筆箋をすすめてるけど、付箋で実践してみようと思う。ペンにも気を遣いたいところ。

  • たくさん手紙を書きたくなる本。

  • 手書きをもらうと確かに難しい。一筆箋など短く書けるものから。万年筆の紹介やよく送る堅苦しくない文例など。

  • 201204/
    読み手を幸せな気持ちにさせる”魔法の言葉”を添える/
    たくさんの幸せが舞い込みますように/
    今日も明日も、たくさんいいことがありますように/
    実り多き一年になりますように/
    素敵な春になりますように/
    おだやかな気持ちで、新しい季節を迎えられますように/
    気持ちよい朝を迎えられますように/
    静かな夜を迎えられますように/
    ご家族のみなさんとともに、楽しい毎日を過ごせますように/
    心豊かな時間になりますように/
    安心して仕事にのぞめますように/
    すっきりとした気持ちで、日々を過ごせますように/
    リフレッシュして、新たな人生の第一歩を踏み出せますように/
    毎日笑顔で楽しく過ごせますように/
    チャンスにたくさん恵まれますように/

    読んでうれしい時候のあいさつの例/
    1月:(冒頭)今年はどんなお正月でしたか。よいお年をお迎えになりましたか。数日前に積もっていた雪がだいぶ溶けはじめました。そちらの雪の様子はいかがですか。(結び)今年もよい1年になりますように、心からお祈り申し上げます。/
    2月:(冒頭)2月になりました。まだまだ寒い日が続きますね。春の訪れが待ち遠しいこの頃。お変わりありませんか。(結び)まだまだ寒さ厳しき折、どうかご自愛ください。/
    3月:(冒頭)一雨ごとに春らしくなってきました。今年はお花見できそうですか。そろそろ春物のお洋服がほしくなります。○○さんはいかがですか。(結び)季節の変わり目ですので、どうかご自愛ください。/
    4月:(冒頭)春らんまんの季節になりました。お花見はなさいましたか。そちらの桜はいかがですか。きっと見事に咲いているのでしょうね。(結び)春を満喫できるといいですね。/
    5月:(冒頭)さわやかな季節になりました。ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか。新緑が美しくなりました。ドライブにはいい季節ですね。(結び)春先の疲れが出やすいこの時期、心身ともにおだやかな日々をお過ごしくださいませ。/
    6月:(冒頭)雨降りの日がつづきますね。変わりなくお過ごしですか。暑さと寒さが交互に訪れ、体調管理が難しい時期。風邪など召されていませんか。(結び)夏に向かって、元気に過ごしたいものですね。/
    7月:(冒頭)梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしですか。この時期、観葉植物に水を差すと、一気に吸い込んでいきます。(結び)そろそろ夏休みのご予定を立てられる頃でしょうか。楽しくお過ごしくださいませ。/
    8月:(冒頭)暑い日がつづきます。夏を満喫されていますか。ひまわりの花が元気に咲いています。いよいよ夏本番ですね。(結び)夏バテなどされませんように。元気にお過ごしください。/
    9月:(冒頭)少しずつ暑さが和らいできました。今年の夏はいかがでしたか。セミの鳴き声がだんだん静かになってきたこの頃、夏の終わりを感じます。(結び)朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになりました。風邪を召されませんように。/
    10月:(冒頭)さわやかな秋晴れがつづいています。お月様がキレイな夜がつづいています。お月見されていますか。(結び)実り多き秋になりますように。/
    11月:(冒頭)食べ物がおいしいこの季節。充実した秋をお過ごしですか。そろそろ冬物のコートが恋しくなるこの時期。いかがお過ごしですか。(結び)だいぶ寒さが厳しくなりました。お体をお大事にお過ごしください。/
    12月:(冒頭)師走をむかえ、ご多忙のことと思います。お変わりありませんか。街がクリスマス色に染まっています。もうすっかり年の瀬ですね。(結び)年末に向けてあわただしい日がつづきますね。どうぞよいお年をお迎えください。/

  • 先日、さとう(旧姓むらかみ)かずこ先生のお話を聞ける勉強会があり、参加してきました。
    さとう先生は、口下手で内気だったのが、自分の気持ちを手紙などの文章で表現するのは好きで、手書きのよさを誰よりも感じている人なのだろうと思います。

    いうまでもなく、一筆添える技術は多くの人がやっていないことで、だからこそ日常のやり取りに一筆添えたメモを加えると、効果が大きいわけです。ただ、それが面倒なだけで、誰もやろうとしないということですね。

    本書では、一筆添えることの心理的なハードルを下げ、逆に楽しくしてしまう工夫が盛り込まれています。
    ハードルを下げるほうでは、いわゆる手紙文――「拝啓」から始めて時候のあいさつから書き出すものです――を使わず、気軽に書くことを推奨しています。手紙文の堅苦しさが手書きのハードルをあげているので、そこまで型にはまらずとも、気軽にやればいいのですよ、という作者の声が聞こえてくるようです。この後述べる一筆箋や絵葉書も、書ける分量が少ないため、堅苦しい部分を抜きにすることができる、という効果もありますね。

    そして楽しくする方法として、一筆箋や万年筆などの道具を紹介しています。万年筆は工芸品となっているものもあり、高いものでは数十万円もしますが、安いほうは1500円のものもあり、数千円から手に入ります。ペン軸、ペン先、インク(カートリッジ)の組み合わせができるので、店頭でいくつか試させてもらい、自分に合ったものを探すのがよいかと思います。自分は1本だけ持っていますが、何本か持っておくと便利のようです。
    一筆箋や絵はがきなどの紙のほうは、もっと求めやすい価格となっており、季節や気分によって使い分けられるように何冊か用意しておくというのがよさそうです。はがきだと切手も必要ですが、郵便局に行くといろいろなデザインの切手が売られているので、一度足を運んで損はしないと思います。

    字を書くのが苦手という人もいますが、バランスと余白を意識して、丁寧におおらかに書いていけば大丈夫。自分も字がきれいなほうではありませんし、どうしても急いで書いてしまって文字が崩れてしまうのですが、気をつけることと数をこなすことが大事なのではないかと思っています。
    最近の「日経ビジネスアソシエ」には、文字の書き方講座が連載されていますので、そちらを参考にするのもよいかもしれません。
    http://www.nikkeibp.co.jp/associe/

    さて、セミナーでさとう先生のお話を聞き、この本を読んだことで、自分でも早速実行に移してみました。
    文具店や郵便局などで一筆箋、絵はがき、切手を購入し、セミナーの感想をブログに書いたことをさとう先生に葉書で報告しました。そして今日(6月30日)は仕事の締め日で、請負元の会社に納品物があったので、よろしくご査収ください、今後も頑張りましょうと書いた一筆箋を添えてあります。もうひとつ、大家さんに部屋の契約更新の書類を送ったのですが、この機会は逃してしまいました。そこにも一筆添えたらよかったなあと、ちょっと後悔。
    まだ2回だけですが、慣れてくると結構楽しいものです。こういうちょっとした手間を惜しんでいたことで、人間関係で損をしていたのかなと思うこともありますが、これから取り戻せるだろうし、取り戻していきたいです。
    大事なことに気づかせてくれた、この本の作者であるさとう先生には感謝です。

  • タイトルは「一筆添える~」になってますが、この本は現代の手書きメッセージの伝え方の極意書です。
    ①返事を期待しない
    ②返事はすぐに出す
    ③感情の乱れている時は書かない
    ④楽しみながら書く
    どうしてもテクニックに走りがちな書き方の本が多い中、根本の部分である心構えから簡潔に書かれているところがイイですね。

  • オリジナルのメモ用紙を作った。一筆箋と万年筆も買った。物を返す時に使ってみた。
    次はオリジナル一筆箋とハガキを作りためしておく。切手も作ってみたい!
    誕生日カードを贈る。文字にメリハリを付けて大きく書く。

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著者プロフィール

一般社団法人手紙文化振興協会理事長。東京女子大学文理学部史学科卒。企業経営者の仕事に込める想いを言葉にしてまとめる「小冊子」制作を手がけ、日本一の制作実績を築くとともに、企業・自治体向けの研修や一般向けの講座を数多く実施。幅広い層から支持されるとともに、今の時代に合う気軽で楽しい手紙の書き方を提唱。手書きの良さを広く社会に発信しつづけている。一筆箋、レターセット、万年筆、記念切手などの手紙アイテムをこよなく愛し、文具会社向けに商品開発支援、レターセットの監修等を行う。

「2016年 『できる大人の“一筆添える”技術 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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