ホッパー NBS-J (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)
- タッシェン・ジャパン (2001年11月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887830486
感想・レビュー・書評
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光と影
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ホッパーの多くの作品を収録しています。解説も難解すぎず、読みやすく分かりやすいです。ほんのサイズも大きすぎず、小さすぎず、とても気に入っています。
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ホッパーについての作品論の類というものにこれまで触れることなく、ただ単に作品の鑑賞(これも実物を目にする機会がないので、画集等に限られる)のみであった。この本により作品の変遷や、同時代の画家との対比とうにより、ホッパーの画家としての魅力を再認識した。近くも図書館にある本なので、何かの折に再読したいと思う。
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ほとんど読み飛ばした。こうした批評家だか美術史家だかの見解は、歴史と共に、時間と共に読みかえられていくだろう。ごく限られた重要な人にとってだけ重要であるだけで。
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「人生のちょっとした煩い」「最後の瞬間のすごく大きな変化」(グレイス・ペリー/文藝春秋)
「ベンジャミン・バトン」(スコット・フィッツジェラルド/角川文庫)
「叶えられた祈り」(トルーマン・カポーティ/新潮文庫)
「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」(江國香織/集英社文庫)
…など、たくさんの表紙に使われている。
孤独とか、空虚とか、倦怠とか、言われる。
人物は1人であることが多く、画面の中に複数で登場している場合でも、互いに話し合ったりしている感じはない。
ざわめきや音や会話が感じられない。ぬくもりやコミュニケーションも縁遠い。
だからと言って、淋しいとか悲しいとかでもないし、感傷も感じられない。
静かで、ただそこにあるというだけの孤独。
誰もが心の中のどこかに持っている1風景、1場面を切り取っているようなのだ。
本人が認めようと認めまいと、たぶんみな持っている。だから、ふと引き寄せられるのだろう。
プラスでもマイナスでもなく、強烈に主張するというのでもなく、ただあるというだけの孤独。
むしろ、心地よい、とまで感じられる。 -
水彩ではなく、油絵ですが、今日的な作風が、大好きです。
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光を画く。
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好きなんです、ホッパー。
独特の静けさがなんとも言えずいい。
「ドラッグストア」や「海辺の部屋」のような
雰囲気を持った写真を撮ってみたい。
陽光と陰、照明と暗闇を上手に写してみたい。