- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784888883740
感想・レビュー・書評
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「書原」という書店チェーンの社長をされている方の、
“書店経営”に対する想いが綴られた一冊。
本を読まなくなってると言われて久しいですが、そうではなく、
読みたいと思う本と出会いにくくなってるのではないかな、となんとなく。
1日にでる新刊は200冊、読者が何を求めているのか、
書店として“必要な情報”を提供できているのか、、厳しそうです。
地域に根差した中小書店であればなおのこと、
地域の特性や読者層の属性の把握が必要とされるのかな、と。
これ、濃やかなデータの把握とPDCAの積み重ねとも見てとれて、
そういった意味では、マーケティングの積み重ねなんでしょうね。
それにしても、図書カードがマイナス要素とは意外でした、、
そうそう最近、隣り駅の本屋が閉店してびっくりしました。
駅前だけにそれなりに栄えていたように見えましたが、、
閉店の理由が、後継者がいないからとか、、うーん。
いずれにせよ、図書館にせよ、書店にせよ、
必要としている情報を届けるということが大事だなぁ、、と。 -
書原のつつじヶ丘店がワクワクして好きです。どうしてこんなにワクワクするのかというと、何か新しいことが見つかりそうな気がするからで、その一つの理由が平積みの面積が広い。それぞれの棚の前に特集コーナーがある感じ。この本屋の社長の本。インタビューを中心に構成されている。書店経営の話もあるけれど、この本の大事なテーマは知的好奇心と教養なんだと思う。教養について、時代と共に形が変わってきているのだろうけど、教養を持つというのはとても難しいと思う。2007年の本だが、書店をめぐる状況はあまり変わっていないし、そのまま悪い方へ流れているようにも感じる。
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いいなぁ。理想的。
大きくて、見た目もカッコよくて、棚も凝っている本屋が話題にのぼり、「イイ」とされる風潮に食傷気味だったから、正道をゆく様がとても“響く”。 -
近くにある、阿佐ヶ谷(本店)、高井戸、つつじヶ丘の書店で、いつも本の並べ方に特徴があると思っていた「書源」の店主、上村卓夫氏へのインタビューで構成された本。
1989年の東欧革命などの年を転換期としてとらえて、街の本屋が苦戦している状況を、ちょっとシニカルな発言とともに、出版業界の闇の部分をにおわすような発言もある。
個人的にはあの本の取捨選択には、非常に興味があったので、その本人の経営哲学などがわかって面白かった。 -
新宿 紀伊国屋で購入
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書原の社長の本。インタビュー集。面白い。書原は面白い本屋だと思う。マルクスとかはよく分からん俺は人文学者にはなれないのでしょう。
数が多すぎですよね、、うーん、悩ましいです。。
数が多すぎですよね、、うーん、悩ましいです。。