- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784889919158
感想・レビュー・書評
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星野道夫が、東アフリカのタンガニーカ湖に面したゴンべ国立公園(ゴンべの森)で野生のチンパンジーとふれあう写真集と物語です。
ゴンべの森の住人ともいえるジェーン・グドール研究所のジェーン・グドール女史の案内で星野道夫は、美しいタンガニーカ湖の自然を堪能し、野生のチンパンジーとふれあい、その中にとけこんでいきます。ジェーン・グドールは、40年にわたって、ゴンべの森で野生のチンパンジーの観察研究を続けて来ました。
ジェーン・グドール女史が、野生のチンパンジーの側に座りそっと寄り添っている姿を見ていると感動します。本当に美しいタンガニーカ湖とゴンべの森の可愛らしい野生のチンパンジー、そして、愛らしいジェーン・グドール女史のカラー写真を見ているだけで心が温かくなります。
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「ゴンベ国立公園」
ゴンベ国立公園はタンザニアの国立公園。敷地面積は最小であるが、野生のチンパンジーがよく観察できることで有名。キゴマの16㎞北に位置し、52 km²の敷地面積はタンザニアの国立公園としては最小である。タンガニーカ湖に面し、植生は乾燥疎開林と草地、竹林。動物はチンパンジーの他、アカコロブスやブルーダイカなどがいるが、大型の肉食獣はいない。現在、国立公園の周囲は開墾され畑になっている。
1960年、古人類学者ルイス・リーキーの指示によって、ジェーン・グドールが野生チンパンジーの研究をはじめ、1961年に世界で初めて野生チンパンジーの餌付けに成功し、1968年に国立公園として制定された。
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アフリカ旅日記 ― ゴンベの森へ
1999.08発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
2022.09.04~08読了。★★★★☆
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アフリカ旅日記は星野さんが最後に旅立つ日の前日に脱稿したとのこと。10日間のアフリカでの旅がまるで星野さんの日記を読んでるかの感覚で読める。
個人的にはもう少し星野さんが感じたであろうアフリカとアラスカの自然との違いやジェーン・グードルから受けた影響について聞いてみたかったかな -
「アフリカ旅日記」星野道夫著、メディアファクトリー、1999.08.20
138p ¥1,470 C0095 (2018.07.13読了)(2018.07.13拝借)
副題「ゴンベの森へ」
【目次】
アフリカだ!アフリカだ!
東京発12時40分チューリッヒ行き
タンザニアへ
ダルエスサラーム、ジェーンの家
キゴマ、そしてタンガニーカ湖
ゴンベの夜
森の問題児フロド
ジェーンの滝
ぼくのファンタジー
タンガニーカ湖の浜辺で
フロドとジェーン
古い友人フィフィ
ゴンベを去る日
旅の終わりに
☆関連図書(既読)
「カナダ=エスキモー」本多勝一著、朝日新聞社、1981.09.20
「エスキモー 極北の文化誌」宮岡伯人著、岩波新書、1987.02.20
「アラスカ物語」新田次郎著、新潮社、1974.05.25
「イニュニック[生命]」星野道夫著、新潮文庫、1998.07.01
「GOMBE」星野道夫著、メディアファクトリー、1997.09.30
「星野道夫の仕事 第1巻 カリブーの旅」星野道夫写真・池澤夏樹編、朝日新聞社、1998.09.20
「星野道夫の仕事 第2巻 北極圏の生命」星野道夫写真・池澤夏樹編、朝日新聞社、1998.12.05
「星野道夫の仕事 第3巻 生きものたちの宇宙」星野道夫写真・池澤夏樹編、朝日新聞社、1999.02.05
「星野道夫の仕事 第4巻 ワタリガラスの神話」星野道夫写真・池澤夏樹編、朝日新聞社、1999.04.05
(「BOOK」データベースより)amazon
タンザニアの奥地にあるゴンベ動物保護区。ここで40年近く、チンパンジーの観察研究に取り組んでいるジェーン・グドールは世界中のナチュラリストの憧れの人だ。本書は星野道夫がジェーンを訪ねたわずか10日間の旅の記録である。 -
今回はアラスカではない。チンパンジーがたくさん出てくる
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あれ?星野道夫氏はアラスカ写真家だと思っていたので、アフリカでも写真を撮っていたのは知りませんでした。私はアフリカへ旅したこともなければ旅した人も知りません。いつか巨大なバオバブの木を拝みたいと思います。著者もアフリカは子供のころ物語や冒険旅行記で読んで以来だそうで、本書は彼のアラスカからの力強いメッセージに比べてちょっと見劣りしてしまいます。
アラスカに腰を据え、動物の写真を撮り続ける星野道夫氏。ゴンベの動物保護区ジャングルでチンパンジーの研究観察を始め、今や世界的な動物行動学者の Jane Goodall。オーストリアはザルツブルクで絵本の出版社を経営している著者の友人ミヒャエル。本書はこの3人の10日ばかりの小旅行中にまとめられたエッセイです。大人になってからこういう何気ない時間を大切にできる友人と旅をするというのはなによりの贅沢だという気がします。
アラスカとタンザニア。場所は違っても動物や自然に情熱を注ぐ人同士はやはり通じるところがあるのでしょうか。ジェーンや土地の研究員とすっかり意気投合し、リラックスしてアフリカの自然を満喫する著者の様子が伺えます。
よそ者が客観的に決めつける "アフリカ大陸の悲劇性" にとらわれることなく、そこで日々生きる人々の思いを感じたいという星野氏の姿勢はこの旅でも一貫していて清々しい。ゴンベの森で少女のように膝をかかえてちょこんと座り込んでいるジェーンの笑顔が印象的でした。年をとった時こんな風に笑えるだろうかと考えさせられる素敵な写真です。建物に切り取られることのない青空。太古の昔から息づいているまぶしい緑。チンパンジーの叫び声に包まれた朝。激しいスコールが潤す広大な大地の写真をお楽しみください。 -
星野道夫著。1999年。アラスカに居住している著者が、アフリカのタンザニアで女性動物学者とチンパンジーの観察をする。動物の研究にもかなりの資金が必要であり、動物学者といえども観察や研究ばかりしていることはできず、もっぱら資金集めが重要な仕事になってしまっているらしい。森で生活するフロドと呼んでいるチンパンジーの描写が多いが、これまで数年も観察をしているため、時に凶暴になり時にやさしくなるなどの性格は把握できているとのこと。アラスカには無いような環境であるが、どちらにも共通して、自然の秩序を守りながら人間が活動をしないといけない。
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2009/1/26購入
2019/2/7読了 -
「見知らぬ異国にやって来て考えることは、そこで暮らす人々と自分の埋めようのない距離感と、同じ時代を生きる人間としての幸福感の多様性である。どれだけ違う世界で生まれ育とうと、私たちはある共通する一点で同じ土俵に立っている。それは、たった一度の人生をより良く生きたいという願いなのだ。そう思った時、異国の人々の風景と自分が初めて重なり合う」(p.42)
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”ゴンベ”の文庫本版です。アフリカを旅する星野さんのさまざまな視点がとても優しい本です。
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星野道夫さんの世界観をアフリカに写して触れることができる。
素朴でいいにおいのする本。
写真集、いいですよね!
私は最近、空の上から見た世界の絶景の写真集を眺めました。
癒されます。
チンパンジ...
写真集、いいですよね!
私は最近、空の上から見た世界の絶景の写真集を眺めました。
癒されます。
チンパンジーとだったかゴリラだったか、そのような映像を見たと思います。
私もまた写真集を見たくなってきました。今度は、どんな写真集にしましょうか?
(。_゜)<<?
コメント♪ありがとうございます。
写真集は、いいですね。
この本は、四分の一が写真です。
...
コメント♪ありがとうございます。
写真集は、いいですね。
この本は、四分の一が写真です。
さすが写真家の星野道夫を撮っただけ有り美しく、何気ない仕草を見事に撮っています。
お勧めですよ。