ぼくの出会ったアラスカ(小学館文庫) (小学館文庫 ほ 1-3 VISUAL SERIES)
- 小学館 (2004年5月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094111934
作品紹介・あらすじ
アラスカに魅せられ、20年にわたりその大自然と動物たち、その土地に生きる人々を撮り続けた写真家・星野道夫。不慮の事故による急逝後も、彼の写真と文章は見る人に変わらぬ感動を与え、新たなファンを増やし続けている。星野は、自然に身をゆだねて生きるさまざまな人々との出会いによって、アラスカという大地をより深く知り、愛するようになっていった。野生動物や風景など、壮大な四季の巡りをとらえた作品90点と、友との交流を描いた文章を編んだ“アラスカ交友録”。星野道夫の生きた〈アラスカ〉が心に響いてくる写文集。 ★文庫オリジナル
感想・レビュー・書評
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久しぶりの星野道夫さんのアラスカ本。
何度読んでも、アラスカの厳しい自然はより深い輝きをもって美しい。
しかし、そこに生きる人々は厳しい自然に身をゆだねながら輝きをもって生きる。
電気も通じない原野の暮しの中で、文明のさまざまの欲望のなかで息巻いて日々過ごしている私たち、「ニーズ(needs本当に必要なもの)と、ディザイア(desire 欲しいもの)はずいぶん離れているものだと思う・・・」ふともらした言葉が心に残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とてつもないものに
出会ったのですね -
何冊か星野道夫の本を読んできて、今回収録されている内容はたぶん大体読んだことがある。でも、やっぱりいい!という感じなんだけど。エッセイあり写真あり、そして奥さんの文章ありといろいろ詰まってる。奥さんに宛てた手紙が紹介されてて、写真や文章に対する考えがわかってとても良かった。
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自然の中にいるような癒される本だった。
(秋が来るのが)どこか雨の日に家で過ごさねばならない伸びやかさに似ている、という部分にいたく共感。 -
星野道夫さんの本を読むのは、初めてでしたが、本書は入門書のようなまとめのような気分になりました。
写真もとてもきれいで、星野さんの他の本も読みたくなりました。 -
人は自然の一部であり、そしてその命の無常を感じさせる文章。それがこの人の特徴ではないだろうか。常に自然と人間への愛にあふれてもいる。アラスカに行きたい。
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星野道夫さんに関わる様々な人たち。季節。アラスカへの想いがまたつのった。
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アラスカの大自然の中で生きる人々を四季を通して紹介している。
自然の強さ、人間の儚さを再確認させられる。 -
星野道夫の写真とエッセイに出会ったときは何時も美しい音楽を聞きそこはかとないペーソスを感じたような気持ちにさせられる
この人は命を愛し本当の自然をこよなく愛した人なのでしょうねぇ