19世紀ロシアの貴族社会に生まれ、フランスをも愛した男の情熱的な生涯。ドストエフスキー、トルストイと並ぶもう一人のロシアの文豪の実像を追う。
1911年モスクワ生まれのロシア系フランス人作家。1935年に処女小説『ほの明かり』を発表して以来、2007年に95歳で没するまで精力的に小説、伝記、エッセイ等を発表した。日本でも多数の作品が翻訳されている。主な著書に、『女帝エカテリーナ』(中公文庫、1985年)、『ドストエフスキー伝』(中公文庫、1988年)、『バルザック伝』(白水社、1999年)、『プーシキン伝』(2003年)、『ボードレール伝』(2003年)、『ヴェルレーヌ伝』(2006年)、『フロベール伝』(2006年、以上、水声社)等がある。 「2023年 『モーパッサン伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」