サブカルチャー神話解体: 少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在

著者 :
  • パルコ
3.34
  • (6)
  • (6)
  • (37)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 118
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891943608

作品紹介・あらすじ

少女文化、音楽、青少年マンガ、性的メディアをその内容・歴史・データなどあらゆる面から分析し、システム理論によって戦後の若者のコミュニケーションに新たな光をあてる画期的なプロジェクト。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 60~80年代のマンガ、音楽などにその時代の若者たちがどうコミットしていたかを「システム理論」を用い分析。かなり硬い論文調。

  • まだ私には難解な本であるが、後半においてはなるほどと思うところがあった。

  • サブカルチャー神話解体 宮台真司 他 パルコ出版
    現代文化、特にポップカルチャー、サブカルチャーを研究する学生にとっては必読書。「少女」「音楽」「マンガ」「性」を
    対象に、現代のコミュニケーションの実態を解き明かす、(出版当時としては)新しい画期的なプロジェクトであった。
    巻末の「参考文献」「サブカルチャー年表」は貴重な資料となる。(2010:清水均先生推薦)

  •  1993年に刊行された単行本で、宮台信司氏が主導したか(?)、とも思われるが、石原英樹氏、大塚明子氏との共著。その後、2007年に筑摩書房から増補版が刊行されている。増補版も、同じ3氏による共著。

  • \500

  • とにかくライトなテイストだった。いまこそ深め、補完する必要のある本だと思う。

  • システム理論を用いた、各種サブカルチャー(音楽、漫画など)の歴史分析・内容分析・統計分析・理論分析を通じて、人々の<世界解釈>とコミュニケーションのあり方の変化についての研究。

    いかんせん出版が10年以上前なので、研究の対象になっている音楽や漫画ついては、当時小学校に上がりたてだった私はピンと来ないが、それにしてもこの研究は目を見張るものがある。
    特に予期理論を用いた、音楽ジャンルの嗜好についての人格類型調査は圧巻だ。

    願わくば、この研究を発展させる形で、新たなサブカルチャー研究が出て来て欲しいものだ。

  • 宮台真司のキャパはものすごい。聞いている分にはとても楽しい。

  • まあけっこう緻密な展開だこと。もっと写真資料がほしいな、と思ったり。

  • ありがちなサブカル分析ではなくて、あくまでサブカルをもとにしたコミュニケーション分析の本。だからサブカル好きが読んでもイマイチかもしれない。
    そういうのが好きな人はおもしろすぎな本でしょう。
    オレそういうの好き。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

宮台真司:1959年宮城県生まれ。社会学者、映画評論家。東京都立大学教授。1993年からブルセラ、援助交際、オウム真理教などを論じる。著書に『まちづくりの哲学』(共著、2016年、ミネルヴァ書房)、『制服少女たちの選択』(1994年、講談社)、『終わりなき日常を生きろ』(1996年、筑摩書房)、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(2014年、幻冬舎)など。インターネット放送局ビデオニュース・ドットコムでは、神保哲生とともに「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務めている。

「2024年 『ルポ 日本異界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮台真司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×