- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891947071
感想・レビュー・書評
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同じ宮藤さんの『マンハッタンラブストーリー』や『あまちゃん』なんかを読んだり観たりしていると、「細かいところは気にするな、それでも面白いんだから」というメッセージを感じるのだった(しかも実際それでも面白いのだ)が、『鈍獣』に至っては、全ての設定が割とドンピシャにハマっている。ムダな笑いが無い。
被虐/加虐の関係が少しずつ変容していく様子も鮮やかだ。
ここまでの計画性があって、さらに全て物語に絡ませる形でひっきりなしに笑いを入れていく彼の才能の本領が窺える一冊である。
あとは……宮藤氏+俳優陣による座談会と、女優陣アンケートは色んな意味で見ものです(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ありえないくらいに面白い。
やっぱ宮藤ちゃんは天才すぎる。崇めたいほどだ。
「鈍獣」の意味も読めばなるほど。まさに最強。 -
4年前に読んだ。話の内容はぜんぜん覚えてないけど、ものすごいインパクトだった。
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木更津キャッツアイの第6話(だったかな?オジーが殺されてしまうエピソード)といい、「ウーマンリブ先生」といい、これといい、ダークなクドカンが好きだったりする。
これは、なんだかよくわからないけれど怖い、というところがいい。理屈じゃないもの、こわさって。辻褄のあうあわないの世界じゃないもの、恐怖って。舞台の迫力あるこわさもまた、すごくすごくよかった。 -
宮藤官九郎が岸田戯曲賞を受賞した作品。おもひろい。おもひろいよー、恐いよ…。