鈍獣

著者 :
  • パルコ
3.61
  • (11)
  • (17)
  • (31)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 127
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891947071

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同じ宮藤さんの『マンハッタンラブストーリー』や『あまちゃん』なんかを読んだり観たりしていると、「細かいところは気にするな、それでも面白いんだから」というメッセージを感じるのだった(しかも実際それでも面白いのだ)が、『鈍獣』に至っては、全ての設定が割とドンピシャにハマっている。ムダな笑いが無い。
    被虐/加虐の関係が少しずつ変容していく様子も鮮やかだ。
    ここまでの計画性があって、さらに全て物語に絡ませる形でひっきりなしに笑いを入れていく彼の才能の本領が窺える一冊である。

    あとは……宮藤氏+俳優陣による座談会と、女優陣アンケートは色んな意味で見ものです(笑)

  • ありえないくらいに面白い。
    やっぱ宮藤ちゃんは天才すぎる。崇めたいほどだ。
    「鈍獣」の意味も読めばなるほど。まさに最強。

  • 4年前に読んだ。話の内容はぜんぜん覚えてないけど、ものすごいインパクトだった。

  •  木更津キャッツアイの第6話(だったかな?オジーが殺されてしまうエピソード)といい、「ウーマンリブ先生」といい、これといい、ダークなクドカンが好きだったりする。
     これは、なんだかよくわからないけれど怖い、というところがいい。理屈じゃないもの、こわさって。辻褄のあうあわないの世界じゃないもの、恐怖って。舞台の迫力あるこわさもまた、すごくすごくよかった。

  • 宮藤官九郎が岸田戯曲賞を受賞した作品。おもひろい。おもひろいよー、恐いよ…。

著者プロフィール

脚本家、俳優、作詞家、演出家、映画監督、ミュージシャン。1970年、宮城県生まれ。91年より大人計画に参加。2001年に日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画「GO」をはじめ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」など数々の話題作の脚本を手掛ける。16年「グローイング アップップ」、21年「わーわーわー~はじめてのウソ~」などの楽曲をNHK Eテレ「みいつけた!」へ作詞家として提供。また、同局のアニメ「わしも‐washimo‐」の原作絵本(安斎肇絵、小学館)も担当。

「2023年 『NHK みいつけた! グローイング アップップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮藤官九郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×