孤独のチカラ

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著者 : 齋藤孝
  • PARCO出版 (2005年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891947118

孤独のチカラの感想・レビュー・書評

  • 著者の経験を踏まえ、孤独が、孤独に過ごす時間がどれだけの力をもたらすかを書いた本。

    学びの第一の構えは単独者である。
    人は孤独の時にこそ力を伸ばすことができる。
    いつも気配りがきく、便利な女ばかりを求めて、女の人が一人で充実していることを嫌うのは、日本の男の眼力のなさを、見事あらわしている。
    (旦那に聞かせたいわ)

    不完全燃焼してきた私は、最近勉強を始めて、やっと動き出した感じ。
    先生も32までは不遇だったのね。
    私も頑張るぞ。
    ガリ勉という言い方についての見解は全く同感。いい加減勉強を見下す風潮やめてほしい。

  • 『ひとりの時間とは基本的に自分を鍛える時間、何かを技に変えていくために費やす時間』
    『人は孤独なときこそ力を伸ばすことができる』
    人とつるんでる時間は集中できず学習ができない。最近のSNSやLINEなんかも集中できない要素なんだろうな。

  • 現代(今)の風潮とは必ずしも合っていないかもしれない。けど、それでいいのだと、それでもいいのだと教えてくれた、わたしにとっては救いになった本。表にあまり出ないだけできっと沢山そんな人はいるはず。

  • 良い本だとは思うんですが、57歳になってしまった私には遅かりしという感じです。40年前に読めていたら、今と変わっていたのかなあ。

  • 孤独と仲良くなりたいのでこの本を手に取りました。

    ひとりでいるのは好きだけど、なんでもない時にふと陥る
    孤独感には耐え難いものがある。
    できれば孤独とは無縁に過ごしたいけどそれができれば苦労はない。
    波はあっても一生孤独が付きまとうんなら
    いっそのことポジティブに孤独を楽しめばいいじゃないか。


    著者は語る「人としての強さは、単独者になれるかどうかに尽きる」
    誰でもうまくいかないときは、この世に自分の味方なんて
    一人もいないんじゃないかという絶望感に打ちひしがれる。
    そんなときも自分だけは自分の味方だと思える訓練があり、
    孤独に対してポジティブな覚悟があると、
    少々のことじゃくじけなくなるそうな。それはとても心強い。


    確かに、充実したひとりの時間は
    「ひとりで喫茶店来て、コーヒー飲みながら読書してる自分が好き!」
    という気持ちに浸れている。自分で自分の行動に賛同してる。

    結局孤独がこわいのは「孤独な自分」を受け入れることができないからなんだよね。
    「孤独」=「惨め」という形が自分の中に刷り込まれて
    かつそんな自分を受け入れる器もなくて、どうしようもなく不安になって
    何もかも失ったような気持ちになる。
    そしてそれがまた「孤独」という言葉と直結して、結果、
    「何がなんでも孤独になりたくない!」っていう気持ちを生んでしまうんだろう。
    孤独そのものをなくすことなんてできないんだったら、孤独を惨めだと思う自分を改善していくしかないよなー。
    とそんなことに気付かせてくれた一冊でした。


    どんなスタイルで孤独と仲良くしていくか。
    孤独の実践者達がどんな孤独を味わって、どのようにそれを力にしていったか。
    孤独を力に変えていくためには色んな方法があるし、
    自分の目指すべき孤独の実践者を見つけていれば
    いざという時も自虐的にならず孤独を楽しむことができる。



    孤独を持った人は魅力的だということがよく分かる一冊。


    私も魅力的な孤独をまとった人間になりたいな。

    mixiログ 2010/07/23

  • テレビでよく見る齋藤先生の過去は今の私に似ていた。私はもがいている。彼ももがいていたようだ。安心するような嬉しいような、そんな感覚を持たせてくれる本である。

    私は孤独が好きで群れることが苦手だ。コミュニケーションが苦手なことは自覚している。良くも悪くもバランス感覚のある私は、表面的には人付き合いもでき、いわゆる良い人とされる部類に入る。しかし、自分の中ではそうじゃないという葛藤を常に持つ。あまのじゃくで、反骨心が強い。本書の言葉で言えば自期力(自分の能力への信頼)が強い。

    この本はポジティブな孤独を勧める。自分を見つめる能力といった方が近いだろうか。人に奥深さを与え強くするこの内省する力を、一流といわれる人はもっているらしい。私はそのレールに乗れている点で期待できると、自期力を発揮したい。

    共感する点が多い。例えば、何かを成し遂げるには一定期間のちからを貯める時期が必要であり、その間に自分と戦うということ。私はまさにこのように生きてきたし、25歳の今でもまだこの期間にある。海外の大学院留学中というこの時期にやりこまなければと鼓舞されるような感覚を再確認できた。幅広い分野を扱う本でもある。例えば悩んでいるときには自然に触れることで、自然はどんな時でも自分を包んでくれていると思えること、読書を通じて様々な時代の偉人と対話すべきこと、また悲しみから逃げ出さず、その時にしか味わえない感覚をとことん味わって人間を深めるべきことである。

    単純化すれば、孤独の力とは、孤独によって自分で消化していく力を付け、人生で出会う苦難やチャレンジに押しつぶされないようにするということであると私は解釈した。少しダークな齋藤先生から学べる、良い本に出会えた。

  • とても為になった。良い本に出会えた。

  • 齋藤孝氏が、孤独であったと、書かれており、今のイメージと、かけ離れていると、思った。
    成人してから、「あなた友達いる?」と、聞かれたことがある。
    話相手になる友達、勉強で競争出来る友達、お茶を楽しむ友達、愚痴を言える友達、イエスマンの友達、、、、、
    何を基準にして、友達と、言えるのだろうか?
    今、ライン等、スマホや携帯でつながっていないと不安になる若者がいるが、群れから離れて、「自期力」を維持すべきであると、思う。
    「士別れて三日まさに かつ目して相待つべし」
    充実感をも打つ単独者になれ!と、書かれている点、現代の若者達は、不安に感じるのであろう。
    作者の、あさのあつこバッテリーから、大山倍達の話、河合隼雄のエピソード、ポール・オースターのエッセイ集、平家物語、ゲーテ、ニーチェ、岡本太郎、ガストン・バシュラールの水と夢、宮沢健治、川端康成、村上春樹、中原中也、R・D・レイン、フッサール、種田山頭火、尾崎放哉、トーべ・ヤンベン、中村草t太男、永井荷風、谷川俊太郎、ジョルジュ・パタイユ、太宰治、キェルケゴール、ガルシアマルケス、等、どれだけ本を読み漁っているのいるのかと、思った。
    158ページ位から、思春期や青年期にお勧めの本が載っている。
    19歳の地図ー中上健次、 バッテリーーあさのあつこ、石の重ひー坂口安吾、デミアンーヘルマン・ヘッセ
    人間失格ー太宰治、城ーカフカ、方丈記ー鴨長明、一握の砂ー石川啄木
    今からも、遅くはないかな?と、思いながら、読んでみるのも、この秋の夜長よいのかもしれないと、思った。

  • 昨日知った「孤独遺伝子」。それに通じる話かもしれない。
    「孤独=悪いこと」「孤独=淋しい」ではない。

    孤独だからこそ、成し遂げられることもある。

    積極的孤独、万歳!

  • 本書を読んで,「積極的孤独」と「消極的孤独」があると思った。前者は,何か成し遂げようとする大義や自己肯定感が高いのに対し,後者は世の中に否定的で自分に自信がない。
    この本は「積極的孤独」を味わうための著者の経験や思いが綴られている。
    一人でいることがマイナスと捉えられがちな現代であるが,孤独だからこそ成し遂げられることがある。

  • まず、装丁がレトロっぽくて良い。

    『失敗をおそれずに挑戦するには、エネルギーが必要だ。 高齢になっても、もちろん新しいことにはチャレンジできる。 しかし、そうしている人は、若いうちからチャレンジすることが習慣として身についていることが多い。』う~ん、確かに・・ 

  • 人は、ノルアドレナリンで不快、セロトニンで安定、ドーパミンで快感を感じる 万有引力とは、惹き合う孤独の力である j読書ほど孤独にマッチするものはない 人間的に成長しようとすれば、精神は少なくとも一度、心地いいある地点から断絶を引き受けなくはいけない

  •  孤独を肯定的に捉える本は多く出回っているが、本書と他書との違いは、著者の体験をベースに、現代を生きる日本人にとって実践的な内容で記されている点だろう。さらに小説や詩はもとより、自然や太極拳にまで言及している著者の教養にも驚かされた。不満な点をひとつ挙げるとすれば、全体を通じて冗長なきらいがあるところ。しかしそれを差し引いても、読むだけの価値は十分にあった。弱い奴ほどよく群れる……談合状態とはよく言ったものだ。

  • 孤独なときをどう過ごすか。「人と一緒」を好む日本人だが「群れて成功した人はいない」という言葉が印象的であった。

  • 基本的に孤独な人間です。
    だけど、その孤独の中で何をやれているのか?深く考えてみると、その中でも逃げているような気がしました。孤独の中でこそ得られるものがある。孤独の中でこそ伸びるものがある。そんなことを改めて認識させられました。

  • 孤独でいる事が大切な事を示す良い書籍だと思います。
    若い時に読むべきだと思います。
    若い時には孤独な事に不安を感じる。しかしこのようの本が有れば支えになると思います。

    孤独は大事だが、「 重要なのは自己客観力だ。」と言っているように、自分を客観的に見る必要は有ります。孤独な期間も人を観察する事は必要な事だと思います。

    集団の中で孤独力を磨く方法もありだと感じます。

  • 「孤独礼賛」。その一言につきます。
    タイトル通り孤独のチカラについてわかりやすく、偉大な過去の作者の引用も楽しみつつ最高の一冊です。
    齋藤孝さんが自分の孤独時代を「暗黒の10年」と読んでいたり、自分の孤独に過ごした時間についてたくさん触れています。
    本の内容以上にこの一冊は齋藤孝さんへの愛情がぐんと深まります。

  • 一人時間を愛し、大切に過ごす方法が描かれています。社交的でない訳ではないけれど、人間的に成長するには静かに内観し、深みを得ることも必要。筆者と同じように独りの境遇で、どうしたら良いか嘆く若者にそっと寄り添って力をくれる素晴らしい一冊。未来への道を優しく輝いたものに導いてくれます。また、古典文学を無性に読みたくなるのも魅力の一つ。斉藤孝さんに目覚める一冊です。

  • 「単独者」として群れずに生きることのススメ。それは自分の殻にこもるのではなく、積極的な孤独ということで、お手本はスナフキンだったりする。

  • 孤独のチカラによって自己研鑽できることは確か。ただ人付き合いから得るものもある。バランスが大事。

  • 孤独の大切さを説いた作品。

    何かを成す者は、皆孤独を経験している。成功はその孤独感をエネルギーに変えた結果である。だから私たちも孤独と向き合い、自らを成熟させるべきだと著者は述べている。つまり、この本で言う孤独にはネガティブな意味はなく、孤高のような意味合いだと感じた。

    独りで辛い時でも頑張ろうと思える、そんな力を与えてくれる本。

  • あの斎藤先生が孤独に浸っていた日々があったとは思わなかった。
    彼が、どのように古典と付き合いながら、
    人間性を深めていたのかがわかる一冊。

  • 孤独を極端に嫌う現代人。特に若くてエネルギーのあるうちに孤独になるべきで、なぜなら人間性を深めるには孤独しかありえないからという主張は納得。

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