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- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892570285
作品紹介・あらすじ
宿命のライバルであり、宗教でもあった阿部薫の死、その不在による絶望ゆえに輝きを増した傑作映画エッセイ集 解説/本城美音子
感想・レビュー・書評
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映画に纏わるエッセイ集。映画を語っていながら、人生、青春、途中で阿部薫の死を挟み、死について、自分自身についての私見を語っている。これで文遊社から刊行されている鈴木いづみ関連の書籍は全て読んでしまった。もっと鈴木いづみを読みたい。
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私は嬉しかったのだ。彼女は生きていようと死んでいようと変わらない。彼女の文章が今ここにあり、付加価値何ぞなくともヒトリの書き手として充分すぎるほどに面白いということが。彼女は時にエキセントリックに語られる。言葉は挑発的かもしれない。物語として語られやすい人なのだ。だけどきっと、そんなことは彼女の中ではどうでも良かったのだ。
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鈴木いづみをすきだからよんだ感じ。阿部薫のことを少し書いている。阿部薫と鈴木いづみのことを思ったり、澁澤と矢川澄子のことを思ったりすると、何かがかき立てられる。
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