実験犬シロのねがい―捨てないで!傷つけないで!殺さないで! (ドキュメンタル童話シリーズ犬編)

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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892952432

感想・レビュー・書評

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  • 殺処分される犬や実験犬の現状を知らせる児童書です。11歳の主人公卓也に自分を重ねて、児童にも理解しやすい本だと思います。
    動物実験ですが、この本ではそのマイナス面のみを伝え、動物実験を廃止すべきとしています。そこだけが少し心配です。勉強不足で言い切ることはできませんが、どうしても必要な面もあるかもしれないからです。その可能性がある以上、子どもたちには偏った面からだけの情報を与えることは控えるべきだと感じます。
    とはいえ、本当に杜撰に扱われている実験動物がいることは事実です。本の中の言葉・・・「近い将来、動物実験にかわる方法が研究されて、世界のどこでも、動物実験なんて、大むかしのできごとだと思われる日がくると思うよ。」これが一番の願いです。少なくとも、実験動物を扱う方々には、一匹一匹の命の重みをかみしめて、実験にあたって頂きたいです。

  • 飼主から虐待され保健所に収容された犬のシロが、実験動物として病院に払い下げられ、保護団体により救出されるが交通事故で亡くなってしまうという、余りにも悲しいお話です。

    動物実験については、他の本でも読んだことがありますが、人間のためには必要だという面があるにしろ動物実験の残酷さは目に余るものがあり、心が痛みます。

    この本は20年以上前のもので、数年前新装版が出たようなので、そちらも読んでみたいと思います。

  • 私たちの身近に住んでいる犬や猫たち。飼い主に恵まれた動物もいればそうでない動物もいる。飼手がなく、ガス処分、私たちの知らないところで動物実験に回されている動物がいる。
    「大人は子供に動物をかわいがれって、いってるくせに、あんなに残酷なことをやっているのか!」胸に突き刺さります。動物も一つの命。命の大切さをそれぞれ心の中に。
    捨てられる動物がなくなり、また殺処分ゼロの日本に。い、世界に。

  • ノンフィクションかと思ったら、童話的に書き直してあった。人間は残酷さと優しさを併せ持つね

  • 資料番号:020166898
    請求記号:480/イ

  • だばーッ(T_T)

  • 辛いけれども
    悲しいけれども
    知らなければならない事実。

    多くの人に読んでほしいです☆

  • 実際にこぅいぅ事が行われてるのかと思うと、胸が痛くて泣かずにはいられませんでした。

  • ぜひ読んで欲しい1冊です

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著者プロフィール

童話作家。毎日新聞児童小説新人賞、小川未明文学賞優秀賞。読書感想画中央コンクール、読書感想文コンクール等で受賞。『実験犬シロのねがい』『みーんなそろって学校へ行きたい!』『わたし、獣医になります!』『しあわせな動物園』『ムナのふしぎ時間』『六時の鐘が鳴ったとき 少女たちの戦争体験』『ふしぎ猫ナズレの冒険クルーズ』他著作多数。

「2019年 『ちびだこ ハッポン の 海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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