ふくろうのダルトリー

著者 :
  • ブロンズ新社
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本棚登録 : 134
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095275

作品紹介・あらすじ

おつきさまがあおじろくやせてくると、ダルトリーはしんぱいしてとうのてっぺんにりんごをおいておきました。そしてそのうちにおつきさまがまたふとりはじめると、ダルトリーはあんしんしておしゃべりをするのでした。

感想・レビュー・書評

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  • ルオー風?シャガール風?クレー風?素朴な絵が素晴らしい。温かな味わいがある。ふくろうが屋根の上に置いた林檎が転がっていって、いろんな人や動物を幸せにする話。

  • 〝街の広場の塔のてっぺんに、ダルトリ-という名の一羽のフクロウが、街を見下ろしながら暮らしておりました...夜空にうかぶお月さまが、青白く痩せてくると、ダルトリーは心配して、塔のてっぺんに林檎をおきました。でも林檎は、次の日には、いつもなくなっていました。ダルトリ-は、お月さまが食べてくれたのだと思っていました。 はたして林檎は、ころころと街の通りへと転がっていって・・・〟想いのこもった小さな林檎が、街に住むみんなに幸せを運んでいく・・・味わい深い絵で描かれた、ほのぼの物語絵本。

  • やさしさが まったく別のところにつながって
    そして また 自分に返ってくる
    そんな意味をふくんでいるのだろうけれど
    それにはあまり触れずに 物語が進み終わっていく
    だからこそ 読み手も聞き手も 自分の感じたままで終わるのがいいのかな
    ちょっと 低学年には深いかも?

  • こんなこと、あったらいいなあと、温かい気持ちになる本です。絵もほっとする温かみのある筆致です。

  • Thema フクロウ 幸福 大人向け りんご

    ふくろうのダルトリーが、知らず知らずのうちに街に幸せを届けるおはなし。西村敏雄さんの絵。

    誰かを想って行動することは、例えその人には届かなくても、知らないうちに他の誰かの幸福に繋がっている。…そんな理屈っぽい読み方をしなくても、ダルトリーが可愛い。それが一番の魅力。

    それなりの長さがあるし、特別盛り上がりがあるわけでもないので、幼い子には退屈かも?(英明は聞けていたけど…)
    絵といいお話といい、どちらかと言うと大人向けの絵本。

  • K
    3歳9か月

  • お月さまのことをおもってりんごを差し出す心やさしいふくろうのダルトリー。
    そのりんごのおかげでパートナーが⁈

  • 装丁/坂川事務所
    本文デザイン/伊藤紗欧里

  • バルバルさんペアによる、ちょっと長めのおはなし。また大きくなったら、読んでみようっと。

  • さいごにであったフクロウと、ダルトリーはけっこんするんじゃないかな?

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著者プロフィール

乾栄里子 1964年、東京に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業後、インドへ留学。バナスタリ大学でテキスタイルを学ぶ。絵本に『バルバルさん』(福音館書店)『ふくろうのダルトリー』(ブロンズ新社)『ぽんこちゃん ポン!』(偕成社)『つられたらたべちゃうぞおばけ』(童心社)『ちびうそくん』(PHP研究所)『おわんわん』(ひさかたチャイルド)『おしりだよ』(教育画劇)などがある。東京都在住。

「2021年 『バルバルさん きょうは こどもデー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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