トリ・サムサ・ヘッチャラ: あるペンギンのだいそれた陰謀

  • ひくまの出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893173621

作品紹介・あらすじ

春・夏・秋・冬とめぐるはずの季節。ところがあるときから、季節が冬でストップしてしまった!春も夏も秋もいっこうに訪れる気配はなく、一年たってもまだ冬のまま。町全体が凍りつき、人々は家に閉じこもってしまう。寒さにうんざりした少年リッキーは、「冬」に文句をいいにいこうと思い立つ。だが「冬」をさがしまわるうちに、リッキーは意外な事実を突き止めるのだった。リッキー少年が長い旅の末に見つけた、四季がめぐらなくなった秘密とは?現代ドイツメルヘンの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 学校図書館蔵書。思わぬ掘り出し物でした☆
    やっぱりドイツ児童文学はオモシロイ!
    春・夏・秋・冬とめぐるはずの季節が、あるときから冬でストップ。1年経っても冬のまま、その寒さにウンザリした少年リッキーは、「冬」にクレームを言いに行こうと思い立つのです。そこで出逢ったのが…。
    奇想天外だけど、思う存分お話の中で楽しめました。四季ホテル、私も行ってみたいな。
    お初の作家さんでしたが、他の著作も面白そう。少し追っかけます♪

  • 季節が冬でストップしてしまった! 寒さにうんざりした少年・リッキーは、冬に文句を言いに行こうと思い立つ。だが、冬自身をさがしまわるうちに、リッキーは意外な事実を突き止めるのだった。現代ドイツメルヘンの傑作。

  • なぜか冬が終わらない・・・退屈、退屈。雪が降ったら外で遊べないし、春も夏も来ないんじゃ、飽きちゃうじゃないか!堪忍袋の緒が切れた。ある朝、リッキーは、怒りとともに、文句を言いに行くことに決めた。他でもない“冬”に!
    でも、いったいどこへ行ったら、“冬”にあえる? 突き止めた先は、『四季ホテル』。春・夏・秋・冬、奴らは、そこに住んでいる。さあ、ついた、早速“冬”の所へ向かうリッキーの前には立ちはだかったのは、謎の“トリ・サムサ・ヘッチャラ”。

    暖冬、暖冬といわれていますが、もしかしたら、これは『四季ホテル』の中の中の、誰かの仕業かも…?

  • 季節が冬で止まってしまったため、リッキー少年がそろそろ春にしてくれと冬に直談判しにいくお話。鍵を握るのは、くしゃみばかりしているへんてこなペンギンのトリ・サムサ・ヘッチャラ。

    季節が実際にいること、わがままなペンギン、少年がひとりで寒すぎる冬を旅すること、おもしろおかしい要素満載のドイツの児童文学。

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