- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893257369
作品紹介・あらすじ
あっくんのおとうさんは、なかなか帰ってこない日があります。そんな夜、おとうさんはどこでなにをしているのでしょう?おとうさんが息子に語る、四季折々の不思議な不思議な夜の物語。
感想・レビュー・書評
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仕事で帰りが遅くなったとしても、
地震を防ぐために穴を掘っていたとか雷の子どもを送ってあげたりだとかユーモアあふれる理由を話してくれたら面白い
お話の後で今度のお休みの日は遊びに行こうねって言ってくれるの微笑ましかった
良いお父さんだー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読み出した途端、この作者は日本人の女の人だろうな、とおもった。
「どうして今日はお父さん遅いの?」と聞かれるのは、いないお父さんではなく、家にいるお母さんだもの。
本当は残業で、飲み会で遅いのかも知れない。
でも子供に対して、こんなにユーモラスにお話して、週末に一緒に過ごしてくれるのは、理想だよね。 -
こういう言い訳をしてくれるおとうさん。
いいなあ。
なまずに雷様、星の野球に春を呼ぶ帽子。
その多彩な物語にわくわくする。
そして、ちゃんと遅くなった穴埋めをするところも素敵。 -
あっくんのおとうさんは、なかなか帰ってこない日があります。そういう時、おとうさんは、どこでなにをしているのでしょう?
お父さんの語りで語られる、不思議な4つのストーリー。
タイトルといい、表紙の絵柄といい、外国文学の訳書ぽい雰囲気がありますが、普通に日本の本でした。
設定はとても面白くて、もうちょっとのめりこむかなと思ったけれど、そうでもなかったのは、お父さんの語りにいまいち感情移入できなかったからでしょうか。地の文が、あんまりわくわく感を引き起こさせる感じではなかったのはなぜなのか。
みみずやもぐらと地底湖に掘り進む話も、雷の子と空へボートで漕ぎ出す話も、あらいぐまと星を空へ返す話も、もっとわくわくしてもいいのになぁ…。お父さんのキャラか、文章の好みか。お父さんが、「できないんでしょ?」という挑発に、すぐにムキになっちゃうところはなんだか可愛らしかったです。
一番良かったのは、途中と各章の最後に挟み込まれたイラスト。途中のイラストはストーリーを完璧に補完し、章の最後のイラストは、ストーリー終幕後の様子を描いています。その絵がとっても素敵で、親子の楽しい時間が、文章で表される以上に伝わってきて秀逸。
はたこうしろうさんて、『なつのいちにち』の方なんですね。なるほど!
はたさんの絵本として見てもいいなぁと思うくらい、イラストが素敵でした。
特に、泣いているくまの絵が好きです。
おとうさんは、メタボと言われる割に、イラストでは太っていない。着やせ? -
4つのショートストーリー。どれも夢があって読んでいて楽しい。語りかけるような口調なので、読み聞かせに向いていると思った。
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寝てしまったあっくんに、おとうさんが、どうしておそくなったか?話す。短編4章。
挿絵が物語の説明を良く果たしているが、一部、メタボと言われたお父さんは、挿絵ではスリムです。章の終わりに。翌日、あっくんと約束を果たして遊んでいるかのような絵も温かくて良かった。
(大人の)読書会で賛否の分かれる本でした。
モグラ達と穴を掘って、ナマズが暴れないようにしてきたとか、カミナリ様の子を空に送ってきたとか…、お父さんのファンタジーなのですが、それが良いという人と、「あほくさ」と思う人。
私は後者。なんでだろう?「お父さんのラッパ話」瀬田貞二著 の方が良かったと思う。
私は昭和の人間なので、お父さんが得意な事をして、こんなに凄い事してきたんだぞ!とか、あっくんが大好きなんだよアピールされても、冷める…。というのと、文章の言葉が良くない。
「〇〇出来るかだって?だれにむかっていっているんだ?」という、毎回出てくるセリフももう少し違う表現にならなかったか?ともかく、私は、子供には読まないです。読むなら、小学生中学年以上。 -
お父さんが遅く帰ったわけ(言い訳)という着眼点が面白いと思って読んでみた。
幼児から小学校低学年向きと思われるジャンルにおいても、時代が変わったことを思い知らされる。
明らかに、私が子供達に読み聞かせしていた頃には出てこなかった「メタボ」「携帯」という単語が当たり前に出てくる。
そこまではいいとしても、「むかつく」「だっせー」という言葉、挙げ句の果てにアライグマが「〜じゃね?」って…。
せっかく良いお話なのに…。
せめてこの辺りの年齢までは、綺麗な日本語で書かれた物を読んで欲しいと思う私は古いのだろうか? -
いい感じでリズムがある。小1くらいが面白がれるかな。
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「あっくんのおとうさんは、なかなか帰ってこない日があります。そんな夜、おとうさんはどこでなにをしているのでしょう?おとうさんが息子に語る、四季折々の不思議な不思議な夜の物語。」
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図書館本。長女の「面白かった」が出た本。子供の就寝に間に合わなかったお父さんが帰宅中の出来事を物語仕立てにして話します。