- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893469120
感想・レビュー・書評
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初めて読んだ時の印象は『おそうじ教に入信したければ読むべし。そうでないなら、時間のムダ。』だった。小一時間もあれば読めてしまえるが、「掃除」と「成功」の間の論理に飛躍があり、納得感がなかった。
今、読み直してみても印象はさほど変わらないが、自分なりに解釈できるようにはなったかな。掃除は自分にとって面倒でやりたくないことの代表例。でも、避けて通るとその結果は自分に跳ね返る。散らかった部屋で、自己嫌悪に陥る悪循環が待っている。掃除は単純作業で誰にでもできるし、結果はすぐに目に見える。集中力が高まるし、感謝もされる。作業中は自分の抱えている問題に真正面に向きあえる一種の修行でもある。いいことづくめなのだ。
自分はダメなやつだと自分に対して後ろ向きの評価を始めたら、そうじをしてみよう。気分も晴れるし、やる気も湧いてくる。不思議なものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「そうじ」が人生を変える。そんなことあるかもと私も思う。「そうじ力」で何故変るか、何が変るか、大変解りやすい。したがってあっという間に読んでしまえる。ただし、後半の宇宙の力はちょっと好きな話ではないが。ぐうたらな人間ですからそうじは嫌いです。でも休みの日なんか「今日は休みだからそうじもお休み」なんていってるといつまでもだらだらとして一日が始まらない。そうこうしている内に昼になり夜になりあっという間に休みの日は終わってしまう。かえってパッパッとそうじしちゃったほうが一日が充実することってあるよねえ。でも家も本ばかり読んでるうちに洗面所とかお風呂場とかいつの間にか汚くなっちゃってこの間とうとうこれではいかんと思ったばかり。一応の掃除はしたけど、やはり勤勉じゃないなあと思うんです。怠惰だなあ。「三日坊主でいい、三日続けば対したもの」そういってくれるのは嬉しい。出来る主婦の家はいつも何故か綺麗で、料理上手な人の台所もこんなにいっぱい作っているのにどうしてと思うくらい綺麗。綺麗を保つために段取りや手順、要領を考えて常にこまめに楽な汚れのうちにそうじするからと見ていて思うのだが、これがなかなか自分では出来ないんだよねえ。いつから三日始めよう。とりあえず三日、とにかく三日、せめて三日やってみよう。