高3限定 2巻(POE BACKS Babyコミックスextra)
- ふゅーじょんぷろだくと (2012年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893937766
感想・レビュー・書評
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単なるホラーじゃなかった…怖いけど、それは見た目のグロさより、もっと人間の心の中にあるグロテスクな何か。
それがはっきり見えてこないから、さらに怖くなってしまいます。
これってBL?…たしかに、小野は何よりもイケダを愛しているので、そうなんだろうけど。
今回の深い謎は、先生の名前。え?え?と思わず考え込んでしまいました。あの先生とイケダの関係は憧れの人とかではなく同一人物?多分ですが、イケダのおねがいごとはあの先生みたいになることでしょうか。だったら、小野はかなりの大当たり。
カイドもわかりません。ツチヤと同一人物ってわけでもなさそう?
なぜか、みんな傷だらけ。そういえば、カマボコも蘇っている!!ここは喜ぶべき?
何かを一生懸命がんばったからなのででしょうか。みんなの願いはかなえられているのでしょうか…
そして、「高3限定」に選ばれた、ちっちゃかった時のイケダ。恐ろしく痛々しいです。でも、嬉しそうなんですよね。
ようやくわかってきたんですけど、トミーって色々な意味で重要人物ですね。そして、小野が好き?お医者さんになったみたいですが、彼の証言は少し信じがたいところがありますよね。
それから、明るいだけがとりえ?の小野の家族関係が今回はっきりわかりました。かなり、意外。小野のお父さんは美容外科医だったっけ。家族している、と思ったら自分だけ全寮の学校に放り込まれてかなり傷ついていたのもわかりました。でも、苦しんでいるのは小野だけじゃなく。一見、恵まれているようで何の悩みもなさそうな彼にも、闇はありました。
そんな小野ですが、イケダのために「一生懸命がんばって」いる姿を見ると応援したいと思わずにはいられません。
最後の「花篝り」は、とても幸せそうで二人の願い事が凝縮されているような場面で、涙でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事中はもちろん、食事をしているときも、用を足しているときもイケダの美しい体が頭から離れない。
9月までこのままはひど過ぎる。それから先もずっとそうなら絶望だ。 -
悪夢みたいな、というか悪夢そのものな漫画。怖い。面白い。次巻で完結するそうで期待して待つ。
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考えるんじゃない、感じるんだ。って感じ。
とにかく勢いはある。 -
この作品がホラーである、と言う事が存分に分かった。1巻目はイケダの姿そのものが衝撃だったので、そっちの「怖い」が優先されていたが、イケダと言う存在そのものの怖さは2巻目でじわじわ迫ってきた。イケダの精神世界の謎も深まる。
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この作品だけは、どのコマも見逃さずに、作者さんが完結させるまで見届けたいです。
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衝撃のBL作品の第二弾。謎が謎を呼ぶ、前作でのことが絡まり絡まってもはやBL作品というかホラー作品というか…。一向に終着点が見えないのですが、次巻で最終巻だそうです。
帯にもあるとおり、恐怖とがむしゃらに戦う、そんな側面が垣間見えました。愛する人間の猟奇的一面ないし人間の恐い部分を、どうやって認めて共存していくのか。暴力にどう対峙していくか、そんなテーマで描かれている作品かな、と感じました。