- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894236301
作品紹介・あらすじ
ウサギのケネス(ケニー)は、本が大好きで、ちょっと変わった男の子。ある日、ケニー一家が住む丘に、凶悪なドラゴンがすみついたから、さあ、大変!はたして、ケニーたちの運命は?えー!?こんな展開あり??大人気「スパイダーウィック家の謎」シリーズの画家トニー・ディテルリッジが、得意の絵だけでなく、ストーリーテラーとしての才能を存分に発揮した現代のおとぎ話登場。
感想・レビュー・書評
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本が好きなウサギの少年ケニーの家の近くに、ドラゴンが住みついた。しかしそのドラゴンのグレアムは話に聞くような凶暴なドラゴンでなく詩とクリームブリュレが好きな平和主義者。しかし町の人たちはドラゴンに恐れを抱き、ケニーの親友である本屋の老店主ジョージに王様からドラゴン退治の命令が下ったのだった。
実に幸せに満ちた物語でした。ケニーとグレアムの種族も年齢も越えた友情を築いていく様が素敵です。そこに降り掛かる災難。自分の親友が別の親友と争うことになるのをどうすれば防ぐことができるのか。どうすれば親友が町の人に受け入れられるのか。そこでケニーによって提案されるアイデアの素敵なこと。
由緒正しい児童文学の世界という雰囲気を満喫できます。何せ主人公たちの名前が、ケネス(ケニー)とグレアムなのですから。そこに作者自らによる挿絵の素晴らしさも相まって宝物のような一冊になっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このお話は、ケニー(うさぎ)の友達を守りたくて、知恵をしぼって助けようとする所がポイントです。ぜひそこに注目しながら読んでみてください。
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ケネス・ラビット一家が住む丘にドラゴンが住みついた。凶悪なドラゴン、手当たりしだいにつかまえたものを殺してしまう。
友人のジョージから借りた「動物寓話集」のレポートが書けるかな、とケネスはドラゴンに会いに行った。しかしそこにいたのは本に書かれていたこととは全く違い、本を読んだり、クレームブリュレを食べるのが好きなグレアムという名のドラゴンだった。 ケニー一家は彼と親しくなるが、町の人は恐ろしいドラゴンを退治しようとしている・・・
「スパイダーウィック家の謎」の画家のかいた物語。ドラゴンのグレアムがいいね。挿絵もあったかくて良いです。