子どもだけの町

  • フェリシモ
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本棚登録 : 37
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894323285

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに「正統派児童文学」を読んだ、という感じ。この読みやすさは、さすが大塚勇三さん(翻訳者)だと思う。冒頭のちょっとしたユーモアを感じる部分は、特に、ケストナーを感じだ。
    さくさくと一気に読めて、ちょっと滑稽な大人たちと、いろいろと知恵を絞り、役割を分担し、工夫を続ける賢い子どもたちという構図が愉快で、子どもたちに安心してお薦めできる本だ。
    ただ、強いて言うと、主人公の「教授」ことマンフレートが、ちょっと何でも出来すぎだし、相棒のトーマスも真っすぐすぎるとは言える。最終的に敵のオスカルが折れてしまうのも、素直さの表れだ。そのあたりが、今の子どもたちに受け入れられるかどうかは…?
    でも、ぜひ、心の柔らかい子どもたちに読んで欲しい。
    挿絵も柔らかくて、暖かい。

    イラスト:ウィリアム・ハッチンソン

  • 「チャイルド★プラネット」原作の竹熊さんが紹介されていました。

  • 『子どもだけの町』という題名にひかれた小学生のころ、読み終わってからやっぱり大人も必要なんだと納得した一冊だった。
    大人がいなくなってから好き勝手に遊ぶ子どもたちの姿は容易に想像できた。
    その中でも、しっかりと生活をしていこうとする主人公たちのグループがかっこよかった。主人公たちが作った『子どもだけの』組織がとてもすごくて、感動したことを覚えている。

  • 車の動かし方など、各場面で古さが目立ちました。
    ただ設定は面白く(子どもたちだけで町の機能を動かす)、最後の海賊団との1対1の対決は男子の好みそうな解決方法でしたね。

  • (2011-10-01)

  • この物語が書かれたのは1937年。
    「海賊」と呼ばれる一部の子どもたちの悪行にとうとう怒った大人たちが、子どもたちを残して町を出て行ってしまいます。
    残れた子どもたちは、マンフレートとトーマスとハインツ、マリアンネ以外は、海賊と一緒に町中をすき放題。

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