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- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894340596
感想・レビュー・書評
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性差はもちろん、階級(親の職業)、地域(地方、都市部)により高等教育を受ける割合の偏差が出ることは日本社会にも当てはまる。この再生産の仕組みを60年代のフランスの統計調査をもとに読み解くという内容。
教授は、大学で能動的にのみ得られる知の広がりや、大学の意図する教育に反しさえする知を評価することで、自律性を得ようとする態度において、学生を評価することと、学生のディレッタント傾向がお互いに尊重しあう態度において釣り合っているという指摘に代表される、果敢さが楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示