- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894340794
作品紹介・あらすじ
アフリカの開発援助現場から届いた市民活動(NGO,NPO)への初のラディカルな問題提起。"善意"を"本物の成果"に!ドナー(寄付者)、援助団体関係者必読の"援助改造論"。
感想・レビュー・書評
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猫丸(nyancomaru)さん伊勢崎賢治の本は、どれも為になるなぁ~(実務面だけじゃなく、心が強くなります。)伊勢崎賢治の本は、どれも為になるなぁ~(実務面だけじゃなく、心が強くなります。)2012/07/31
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良著。
実際にNGOとしてタイで活動してきたあとに読んだので、多くのことを考えさせられた。
NGOとはなにか、開発とはなにか、何をするべきで、なにをしないべきなのか。
非常にデリケートな問題なはずなのに、あまりにも軽く扱われている国際協力問題。
おもしろい。 -
開発とは何か、いわゆる「先進国」の人間が真にやらなければならないことは何か、これを読んで価値観が大きく揺さぶられた。ODAや途上国支援のあり方を再考させられる良書。
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ケニアのNGOで二ヶ月間働き、「何故ここにいるのか」の自問自答を繰り返した後に読んだことで逆に印象が強まった本です。後付ですが、主張が強い本なので、行く以前に読んで分かった気になるのではなく、行った後に読んだことがよかったかと思います。
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これだけNGOの本質に迫る本はめずらしいと思う。
美化するわけでも悲観的になるわけでもなく、
NGOのあるべき姿と現状とのギャップを示しています。
”ファシズムでも人は救える”
”必要な材料は全て途上国にある”
”NGOはサービス産業だ”
”何人かを殺し、それでも多くの人間を救っていくのが草の根の開発援助なのだ。そして、現場の人間は、自責の念を一生引きずっていくのである。” -
国際協力NGOの仕事が生々しく見える。最後の住民との仮想対話にエッセンスが詰まっている。
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国際協力NGOの仕事が生々しく見える。最後の住民との仮想対話にエッセンスが詰まっている。
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現実を直視して、それを正直に伝えることのできる著者から学べることは計り知れない。
住民主導のプロジェクトとは何か、我々が持っている現地住民に対するおこがましさ、この業界で本当に必要とされる人材はどんなものか、そういうものを教えられた。 -
市民運動2
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アフガニスタンやイラク等のの国際援助のありかたがTVなどでとりあげられてきたが、この本の著者のような活動と考え方が国際援助のあるべき姿ではないかと考えさせられました。