中世の身体

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894345218

作品紹介・あらすじ

西洋文明の根幹は「身体」にある。ミシュレ、モース、エリアス、アドルノ、フーコー、ブロックなど、従来の身体史の成果と限界を鮮やかに呈示し、「他のいかなる時代よりも現在の原型である」中世の重要性を説く。「身体」に多大な関心を示し、これを称揚すると同時に抑圧した、西洋中世キリスト教文明のダイナミズムの核心に迫る。大好評『中世とは何か』に続く、待望の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「身体」に着目して中世ヨーロッパの世界を描いた本。身体に対する意味付け方は当然のことながら現代とは異なり、筆者はとくにキリスト教の影響力の大きさを重視している。信仰、文学、政治において身体のメタファーが数多く登場することから、中世とは身体の時代だったとする。個人的に面白かったのは、中世では「笑い」は悪魔の領域に属するもので、善いものとはされていなかったという話。中世の絵画がなぜあんなに怖いのか、その理由がわかってすっきりした。

  • ジャック・ル=ゴフ 4/1逝去。享年90歳。
    http://fujiwara-shoten.co.jp/main/news/archives/2014/04/post_161.php

    哲学者、翻訳家・中山元の書評ブログ : 『中世の身体』J.ル=ゴフ(藤原書店)
    http://booklog.kinokuniya.co.jp/nakayama/archives/2007/06/j_1.html

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    「ミシュレ、モース、アドルノ、フーコーなど、従来の身体史の成果と限界を踏まえ、「現在の原型である」中世の重要性を説き、「身体」に多大な関心を示し、これを称揚すると同時に抑圧した、西洋中世キリスト教文明のダイナミズムの核心に迫る!」

  • 歴史本?
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