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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894345218
作品紹介・あらすじ
西洋文明の根幹は「身体」にある。ミシュレ、モース、エリアス、アドルノ、フーコー、ブロックなど、従来の身体史の成果と限界を鮮やかに呈示し、「他のいかなる時代よりも現在の原型である」中世の重要性を説く。「身体」に多大な関心を示し、これを称揚すると同時に抑圧した、西洋中世キリスト教文明のダイナミズムの核心に迫る。大好評『中世とは何か』に続く、待望の第2弾。
感想・レビュー・書評
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「身体」に着目して中世ヨーロッパの世界を描いた本。身体に対する意味付け方は当然のことながら現代とは異なり、筆者はとくにキリスト教の影響力の大きさを重視している。信仰、文学、政治において身体のメタファーが数多く登場することから、中世とは身体の時代だったとする。個人的に面白かったのは、中世では「笑い」は悪魔の領域に属するもので、善いものとはされていなかったという話。中世の絵画がなぜあんなに怖いのか、その理由がわかってすっきりした。
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歴史本?
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