現役プライベート・バンカーの5年後にお金持ちになる資産運用(改訂版)
- フォレスト出版 (2007年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894512719
感想・レビュー・書評
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眼から鱗
日本円だけで資産を運用することのリスクを説いた本
外貨MMFと外貨で外国債を運用すること
自分自身への投資が最もローリスクハイリターンであること。
金利が0.2%(2007年時点)の日本では5%の利回りの金融商品でも倍率25倍の大穴であること
円転はせずにトレンドを気にしない外貨MMF投資をすること
自分や家族を守るためには日本に固執しないこと
土地は買わないこと
日本国債での資産運用はしないこと
日本人は日本円を過信している
絶対に安心の資産などどこにも無い。
絶対に安心の通貨などどこにも無い。
リスクヘッジや!
外貨ポートフォリオや!
そう私は思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プライベートバンカーによる投資の考え方、具体的な投資方法について書かれた一冊。
・素人はうまい話にのらないこと。
・デイトレードで儲けるには無理がある。
・一番の投資先は自分
・プロは一点買いしない -
この本の結論「お金持ちになるためには資産運用ではなく自分に投資しなさい」p47〜
経歴と異なり金融が専門とは感じさせない著者。ただ海外暮らしが長く日本語が不自由なだけなのか。例として、「元本確保型」と表記すべきものを「元本保証型」などとありえない表記をしている点(日本で元本保証は出資法違反)や、NZドルの保有について将来NZに住む予定なら仮にNZドルが暴落しても問題ないので良いと評価している点(その理屈なら日本に住み続けるなら日本円だけで保有し、仮に日本円が暴落しても問題ないはずだが?)など。
また、将来予想するのは博打・意味がないなどと書きながら自分の予想を長々と披露する、こういう本の著者によくあるタイプ。 -
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資産運用について知りたて読書。
日本の国債、日本の不動産は資産にならないから持つことへ警鐘を鳴らしている。金融機関が盛んに勧める毎月配当されるような投資信託などの金融商品も銀行のための商品で顧客視点の商品ではないと否定している。
現実的な金融の人らしく日本のマクロへ悲観的な予測が並ぶ。
金融知識はまだまだ乏しいのでさらに学ぶ必要があるが、現在、運用している方向性はそれほど間違えていないと思った。
海外の投資ファンドへドルコスト平均法で分散投資して時間と福利を味方にする。
読書時間:約40分 -
ホシナシ$$予想通りつまらなかった。前著のPBの自慢本よか$$幾分かましだが、意見が一方的すぎて好きになれない。
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外貨mmfのドルコスト平均法、やろかな。
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要約すると、アレもダメ、これもダメ。そもそも、投機で儲けようと思うのが間違い。汗水たらして事業で稼げ。とりあえずマシなのはMMF。って本。敗者のゲームの懸命なる説明。
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利用者の立場に立った金融商品カタログ本。
帯に、「銀行・証券会社・郵便局・税理士に、、もうだまされるな」と書いてあったので、絶対この本買わないと思っていたが、アマゾン経由で買ってしまった。 大体、税理士を、銀行証券会社郵便局と同レベルで扱うな、ボケ。 甚だしい名誉侵害行為である。
ともあれ、解説内容は、ほぼ同意できる内容だ。 後半3分の1くらいの海外口座云々は、私は、不勉強なのでよくわからないが・・・。 でも、この本読んで、もうちょっと勉強したくなった。
この手の批評的金融商品カタログは、週刊エコノミストとか東洋経済などでも、時々特集されるものであるが、ああいう特集記事のいいところは、図表が多くてカラーなこと。反面、悪いところは、投資信託はA氏が批評、外貨預金はB氏が解説・・・ってな具合で、特集全体に一本スジが通っていないのが、大きな難点だ。
この本は、一人の著者が、適度なボリュームで個々の金融商品を批評していて、わかりやすかった。
ちょっと残念だったのは、各章末に、「まとめ」があるとよかったね。最近のビジネス本には定番のようになっているし、読み手からするととても便利なツールだ。
もうひとつ、圧巻なのは、意識的にそうされたのだと思うが、カタカナ専門用語がほとんど出てこない。 この手の本で、このことは、特筆に値する。 拍手。
ま、なんにしても、税理士のことを勝手に帯で使うのはやめてくれ。
しかも、「だまされる」とか書くな。
こんなこと書かれて、なんにも言わない日本税理士連合会は、太っ腹だなあ・・・。