ゾーンに入る技術 (Forest2545Shinsyo 34)

著者 :
  • フォレスト出版
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894518179

感想・レビュー・書評

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  • 脳機能としての概要はわかったが、それを如何にしてパフォーマンス向上に繋げていくかはもうすこし勉強しないと分からないと思った。

  • 集中するためのコツが書いてあった。どうでも良い事に不要な意味づけをして、自分の心を乱す。揺らがず、とらわれず。正の感情こそが集中を生む。

  • ゾーンとは、集中力が高まった究極の状態。その手前の状態は、すべて御機嫌でいる状態で、著者はフローと呼ぶ。著者はすべての人がいつも、フローかノンフローで行動している、と表現する。

    まずフローを目指し、そしてゾーンに入ることを指南する本。面白かった。

    面白かったが、著者独特の表現である「認知脳」と「ライフスキル脳」さらに「バイブレイン」を、もっと別な表現にしてもらいたいと思いつつ読んでしまった。こういう読み方は著者の言うノンフローの状態。わかっていたが、やってしまっていたf^^;)

    下記に付箋を貼った個所の要約を載せる:

    23:フロートは集中している状態。

    56:集中は内発的動機による。内発的動機とは以下の6つ:好きを大事にして考える、自分で決めて行動していると感じる事、自己成長を原動力に考えている、一生懸命が楽しいと考えている、感謝を大事に考えている、自分だけでなく組織としても目標にコミットしている。

    65:食事中の子どもに「こぼさないで」と言うとこぼすのは、「とらわれ」という心の現象。大人もとらわれるとフローから離れる。

    66:とらわれの無い状態は、無のじょうたい。

    68:寝ている時やぼーっとしている状態でも、フローかノンフローの状態。

    78-79:「何を」「どのような心の状態で」するのかを意識している状態は、「認知脳」と「ライフスキル脳」が働いている良い状態で、「バイブレイン」の状態と呼ぶ。

    82:外側の状況意外に、自分にそれを認知し、感情を感じる脳が存在すると「気付く」のがライフスキル脳である。

    90-91:言い訳は外部の責任にする無責任な状態。言い訳する事によりノンフローになる。

    104-105:ノンフローの状態は呼吸が浅い。逆に大きく深呼吸をしただけで、フローの状態にすぐなる。

    161:フォワードの法則とは、与える事によりフローの状態に導く事。人を喜ばせることは即フローに導く。

  • タイトルは「ゾーンに入る技術」なのだが、この本で紹介されているのは「ゾーン」ではなく、その手前段階「フロー」に入る方法論である。ゾーンってのは、本で紹介できるような技術で入れる状態ではないってことだろう。そういう意味では軽くタイトル詐欺といえないこともない(笑

    しかし、フローに入ることだけでも十分に値打ちがある。ようするに「集中力」なんだが、今まで自分でも漠然と考えていた「集中力」に関することが、作者なりに整理整頓して書かれているので、漠然から一歩納得に近づいた感がある。

    ただ、この本でも書かれているように「フロー(集中)」ってのは、納得した勉強した…で実践できるものではない。意識して集中する状態に持っていこうとすること、その意識を習慣化することが大切。

    一読するだけでなく、2回目に読んだ時には、かなりのメモもとってみた。あとは学んだことを実践して習慣化するのみ。

    意識高い系ってのはキラいだが、自己啓発本には学ぶところも多くあるので、エエところは取り入れていきたい。

  • 借りて読んだ。ゾーンに入る方法以外にも通じるようなことがある気がして、楽しく読めた。理論じゃなく、実践しないと始まらない、本当にそう思う。

  • 著者の言ってることはわかる。脳において「とらわれず」「揺るがず」することで集中出来る。ただ、説明に専門用語?というかカタカナ言葉を多用し過ぎ。

  • 11/7/26 ABS

    辻秀一先生の「集中力」の身に付け方
     〜 年収2000万円を稼ぐためのメンタル強化プログラム

  • 言い訳がフロー化を止める。

    言い訳する人ほど、何かいいことないかなとつぶやいている。
    まさしく己のことではないかと感じる。
    言い訳なんてしないと心に思っても、いつの間にかできない、理由を探している自分がいるもの。
    言い訳しないの反対は、自分で決める。
    自己ツールは、表情、態度 言葉 思考である。
    何があろうとも意識すべき項目。

    自分ひとりではできないことも、他人を利用することもできる。
    他人への感謝と尊敬への念はまさに己へのものであるということ。

  • 歳をとってくると、若い時のように
    集中力が続かなくなってきます。

    立場上も、気しないといけないことが増え
    何かに没頭して、気が付いたら1日たっていた
    というようなことがどんどん少なくなります。

    しかしながら高いパフォーマンス発揮しようとすると
    集中力が必要になります。


    本日ご紹介する本は、
    集中状態を作り出すためのヒントを
    脳の働きをベースに解説した1冊。


    ポイントは
    「外と内のバランス」

    脳の働きには、大きく2つあります。
    外の出来事に気付く機能。
    心の中の感情に気付く機能

    人は外の出来事には気付けますが、
    自分の感情に気付くのは苦手です。

    その結果、外の出来事に勝手に意味づけをして、
    心の揺らぎや、とらわれが起こり、集中できなくなります、

    心の状態と外部の状態を切り離して働かせれば
    集中状態にすることができます。

    そのためには、心のコントロールが重要。

    「表情」「態度」「言葉」「思考」を使って
    外の出来事に関係なく、心を良い状態に持っていきます。

    外の出来事と心の感情を別々に認識して
    バランスが取れるように意識しましょう。


    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    多くの人が「本当の能力」を発揮できていないのは、「集中できていない」から
    「とらわれ」が存在する限り、集中はやってこない
    心の状態と外部の状態を切り離して働かせれば真の集中状態になる
    言い訳とは、自分の心の状態を環境や他人に任せて、それ次第で決まってしまう人間だと言う宣言
    口に入れる食べ物で身体ができるように、耳に入れる言葉で心はできる
    過去のことを考えれば考えるほど、「ゆらぎ」「とらわれ」が起こってくる
    未来を考えると、わからないので不安になり、「ゆらぎ」「とらわれ」が起こる
    今に生きる、今を大切にする、今に全力などの言葉を唱えて、今に生きる思考を脳の中に形成する
    どんなことをするにも一生懸命にやった方が楽しいという体感を脳に刷り込む 
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 圧倒的な結果は集中で決まる!
    第2章 「ゾーン」はいつやって来るのか?
    第3章 集中脳を作る「バイブレイン」
    第4章 一流の人の集中の習慣
    第5章 常に最高のパフォーマンスを実現する脳の作り方
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • ゾーンに入るための仕組みや、必要な要素を理解できた。ただ、実際にゾーンに入るための具体的な技術に関してはちょっと物足りなかった。

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著者プロフィール

辻 秀一:1961年東京都生まれ。北海道大学医学部卒業、慶應義塾大学で内科研修を積む。その後、「本当に生きるとは」を考え、人が自分らしく心豊かに生きること、すなわちクオリティーオブライフ(QOL)のサポートを志す。スポーツにそのヒントがあると閃き、慶大スポーツ医学研究センターでスポーツ医学を学ぶ。99年、QOL向上のための活動実践の場として、株式会社エミネクロスを設立。スポーツ心理学を日常生活に応用した応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを、最適・最大化する心の状態「Flow」を生みだすための独自理論「辻メソッド」でメンタルトレーニングを展開。37万部突破の『スラムダンク勝利学(集英社インターナショナル)』をはじめ、『リーダー1年目からの教科書(ぱる出版)』『自分を「ごきげん」にする方法(サンマーク出版)』『禅脳思考(フォレスト出版)』 『さよなら、ストレス(文春新書)』など著書他多数。最新刊は『Play Life, Play Sports~ スポーツが教えてくれる人生という試合の歩み方~(内外出版)』

「2018年 『メンタルトレーナー直伝 先生の“ごきげん思考”で、授業はうまくいく!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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