情報量が10倍になるNLP速読術 (Forest2545Shinsyo 67)
- フォレスト出版 (2012年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894518674
感想・レビュー・書評
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若いころは週末は寝坊していましたが、この数年は週末にやりたいことが目白押しになっているので、週末は平日よりも早く起きて活動しています。
読書やレビューを書いたりするのもその一部なのですが、読みたい本も芋づる式に増えていくので、小説以外の本はできる限り速読をして、必要な知識を効率よく抽出・吸収したいと常々思っています。
この本ではNLP(神経言語プログラム)という速読術を紹介しています。本から得られるリターンが最大となる読書術のようなので、この本には10倍と書かれていますが、私の場合は2倍程度を目標にしたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・読書が得意で「本を読むのが好き」という人は、神経・言語・プログラミングという3つの要素を巧みに利用して、読書がまったく違う経験として意味づけされている(p29)
・同じ本を読んでも人によって感想が異なるのは、読む人の経験や価値観などに左右される(p39)
・意識は、部分的・論理的・直列的なものの処理が得意である一方、無意識は、長期的・全体的・並列的な処理が得意、細かく認識するのは不向きだが、大量の情報を速く処理できる特徴がある(p49)
・速読をする前には、ネガティブモードを解除する、立ち上がって手足の力を抜いて、ブラブラと軽く体を揺さぶる、そして楽しかったことを思い浮かべる(p67)
・効果的な呼吸法を身に着ける、1)鼻から息を吸って、口から細く長く吐き出す、2)息を吐き出すときは、腹筋に力を入れて、3秒くらいとめる、3)息を吸うときは体を起こす(p85)
・快適状態をいつでも引き出せる「アンカーリング」を行う、ある音楽であるシーンを思い出すなど(p87)
・本を読むときには、読む目的を決める、何を得たいのか明確にすると、無意識が情報を集めだす(p91)
・最初に選ぶ本は、目次がしっかりしているもの(p96)
・本による学習で、もっとも大切な部分は全体の20%と割り切る(p99)
・高速リーディングにおいて、ページをめくるスピードは3秒が適当(p103)
・200ページの本において、ポイントリーディング(高速リーディング後)をするのは30-40ページ、本当に自分の糧になるのは数ページ(p115)
・ポイントリーディングの前にやるのが、自分にとって必要な部分を見つけるためにキーワードを辿っていく、「キーリーディング」、3分の1行程度(~1行)を一度に読む(p119)
・本を効率的に読むには、同じ著者の本を連続して読んでみる(p125)
・言葉を意味として捉えるのではなく、1ページ全体を風景のように受け取るようにする(p127)
・1冊の中から自分に不必要な情報をどんどん捨てていくのがNLP速読術、本当に必要な情報のみを記憶する(p134)
・ビジネスなどでアウトプットする予定のない情報は、「とにかく人に話すことを前提にする」(p151)
・速読に慣れるまでは、自分にとって読書しやすい時間、場所を決めると取り組みやすい(p190)
2012年11月11日作成詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネスで、本や資料を読む目的は、
速やかに必要な情報を手に入れることです。
そして、自分に取って必要な情報は、
ある程度限られているものです。
本日ご紹介する本は、
速読するための方法論が
わかりやすく書かれた一冊。
ポイントは
「無意識」
無意識にできることと
意識しないとできないことがあります。
無意識は意識の2万倍のパワーがあると言われています。
本を読むときに、
内容全体を短時間で把握するために、
無意識に協力してもらいます。
ページを開き、ページ全体を景色のようにとらえて
2~3秒で次々にページをめくっていきます。
”えっ!”と思いますが、ここはやってみます。
ここで無意識を使っていることになりますが、
当然内容は理解できません。
しかし、不思議なことに、
本のどのあたりにどのようなことが書かれているかという
雰囲気が、なんとなくわかるものです。
その後で、気になったポイントだけを
ピックアップして再度じっくり読みます。
本書では、もっといろいろなノウハウを紹介していますが
速読のポイントはこのようなことです。
そうすると、しっかり読んでいないところが
たくさんでてきますが、
しっかり読んでもほとんどの内容は
役にたたないか、忘れてしまうもの。
役に立たないところを時間をかけて
読むことのほうがもったいないです。
読書だけでなく、ビジネス上の書類を
早く読むことにも役立ちます。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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本を読む目的は、速やかに必要な情報を手に入れること
無意識=情報を細かく認識するのは不向きだが、大量の情報を早く処理する特徴がある
目次をしっかりチェックして、自分は何が得たいのか? どう役立てたいのか? を考える
「今」自分が必要としている内容だけを吸収することに専念する
高速リーディング=言葉を意味として捉えるのではなく、ページ全体を風景のように受け止める
とにかく人に話すことを前提に、情報整理する
仕事の効率を上げたいと思ったら、場所の持つイメージを変えてみる
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◆目次◆
第1章 NLP読書術とは?
第2章 NLPメンタリティ術~NLPで脳の力を最大限に発揮する~
第3章 実践! NLP速読術
第4章 NLP記憶術&情報整理アウトプット術
第5章 NLP学習活用術
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◆マインドマップ◆
http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/6ce526f8429ad760.png
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高速リーディング、ポイントリーディング、キーリーディング、その流れでやってみたいと思う。
本を読むのに目的を持ち、何を得たいかということを明確に描きながら読むことが大切だと分かった。
イメージツリーを頭の中に描くことが大切!! -
2013-1-6
フォトリーディングにないNLP速読術の利点を知りたいと思い、読んでみた。速読術に関しては、フォトリーディングのテクニックを自分の言葉で書き換えただけの印象。著者にとっては素晴らしい作業であるし、こうやって自分のものにすることができることを学べた。その他、私にとって重要だと感じた情報は以下の通り。
1. 希望の行動を自分が行っているイメージを上手く創り上げる。新しいイメージと自分の行動を一致させる。
2. 方法
1) 変えたい状況を客観的にイメージする。
2) 当事者としてイメージする。(何を感じるか?)
3) 客観的視点に戻し、行動を修正する。
4) 調整した新行動を主観的にイメージする。
5) 体を動かして一度イメージをリセットする。
6) 自分が新行動を起こす未来の場面を想像する。
3. ネガティブモードを解除する方法(やるべきことを始める前にネガティブな感情を感じた時)
1) 立ち上がって手足の力を抜き、ブラブラと体を軽く揺さぶる。→平常時の精神状態(客観的)になると、「ネガティブモードに入っていたな」と気づける。
2) 楽しかったことを思い浮かべる(どう感じている?)ポジティブモードにスイッチオン!
3) やるべきことに取り掛かる。
緊張して上手く話ができない時は主観的になりすぎている。 -
1度読んだことあるかもしれない。
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スプーンとフォークの使い方
ポジティブモードへの変換方法 P68
マグロはトロだけ食べれば良い