エスパイ (ハルキ文庫 こ 1-4)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.59
  • (3)
  • (11)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563872

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 丁寧に書かれた良質なエロチック(編集者にはエロ差が足りないみたいに言われたそうです「SF魂」より)・アクション・エンターティンメントSF。表題の通りエスパーかつスパイの活躍を描いているが、最終章は非常に小松左京らしい思弁も語られる(退屈するほど長くはない)。主人公の脱出のカギがサイコキネシスによる愛撫ってのがよかった。再読はしませんが、楽しく読めました。

  • お色気あり、バイオレンスありのスパイアクション。

    田中芳樹『創竜伝』をなんか思い出しちゃうんだよな〜 エスパーとか政治家とか出てきて、けっこうなんでもありなくせになんとなく上品な主人公なんかの雰囲気が似ているのか。これもある意味系譜かな…

    キューバ危機の二年後に連載開始とある。軍縮ムードに希望を見いだしながら、その挫折を願う勢力へ対抗するという緊張感は、やっぱり時代の空気だ。

    「人間の愚かさは性なのか?人間のちっぽけさを見よ!それでもやはり人間は…。」というのは、小松作品の随所に表れてくるメッセージ。
    軽妙さと壮大さを兼ね備えた作品を書いた人であるなあ、つくづく。

  •  タイトルの意味はエスパーでスパイということ。最高にエキサイティングなエンターテイメント。最後に出てくる邪悪な存在が小松SFらしくていい。

  • ただの荒唐無稽なスパイアクションだなぁ。

  • 実況中死にて編集者笹本さんお勧め

  • <a href="http://ryouchi.seesaa.net/article/1100187.html" target="_blank">りょーちの感想はここをクリックしてみてね</a>

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小松左京の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×