時空の旅人 中編: とらえられたスクールバス (ハルキ文庫 ま 4-3)
- 角川春樹事務所 (1999年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894564886
感想・レビュー・書評
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読んだのは角川文庫版。
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本作は、‘70~’80年代にかけて一世を風靡したSF作家・眉村卓の作品の一つである。
スクールバスを乗っ取った少年曰く「性能の悪い」タイムマシンをつけたスクールバスは、昭和15年で特高警察にマークされている大学助教授が新たにメンバーに加わり、幕末動乱期→関ヶ原の戦いを経て、少年が目指す戦国時代に到着した。そして、じょじょに明らかになる「時間管理局」の実態。管理局員の本当の狙いは、少年の追跡以外に何か目的あるのではないか?と思わせる描写があちこちにちりばめられている。そして彼らが到着したのは、日本人なら誰でも知っているはずの歴史的大事件だった。彼らは時間をさかのぼる途中でとある武士と知り合い、その時代まで一緒に同行することになるが、彼の狙いはこの大事件を阻止することにあった…。 -
前編を読み終わってからずいぶん時間が経ってしまいました。
時間を過去にしか戻ることができないという縛りの中、スクールバスに乗った一行は、ますます過去に進んでいきます。
そして、日本人なら誰でも一度は考えたことがあるであろう、もし「○○○の○」がなかったら、という地点にまでたどり着きます。
もちろん、正しい歴史になるように、時間航行管理局員、特定時域担当常駐局員が動く。続きは、後編を待て。 -
戦国時代に逃げ込んだ主人公達が未来の追ってから逃れるために奔走する物語。ストーリーは転機を向かえる。
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授業中に読んでいて先生に取り上げられた思い出の本・・・。