学生を思考にいざなうレポート課題

制作 : 成瀬尚志 
  • ひつじ書房
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本棚登録 : 117
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894768277

感想・レビュー・書評

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  • 剽窃しようと思わないレポート課題を作る。

    なぜ学生が安易なコピペでレポートを書いてしまうのか。それはどのように書いてよいかわからないからだ。課題を出す方が、そのレポートでどのような力を見たいのかをよく考えてデザインすることで、学生は試行錯誤・創意工夫してレポートを書くことができる。この前提に共感を覚えた。また、レポート課題を出すかどうか、どのように評価するか、も出題側である教員の授業デザイン次第であるということは、教員も安易な考えからではなく、創意工夫を凝らして授業をデザインする必要があるということである。

    レポート課題を題材として述べられているが、プレゼンテーションやプロジェクトの設計としても参考になる。特に学生同士のフィードバックと教員からのコメントを活かした最終提出物につなげることや、求めるレベルとレポートの形式の関係は、自分の実践でも再考しないといけない部分であった。

    大学における授業を想定した研究内容ではあるが、小中高でも応用できるところがありそうである。

  • ↓こちらのURLをクリックすると富山大学蔵書検索画面に飛び、所在を確認できます。
    http://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22712593

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著者プロフィール

大阪成蹊大学経営学部准教授

「2022年 『現場の大学論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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