アイビーたちの楽園 (LAQIA NOVELS)

著者 : 由比まき

• ハイランド (2002年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[彩波（いろは）さんの感想 · 2011年11月13日]

　可愛くてわがままな淳也とクールな光輝はエッチな関係付きの大親友だった。
　ところが、生徒会長に立候補する光輝が副会長を淳也に頼むと、拒絶されてしまう。
　てっきり、やってくれるものだとばっかり思っていた光輝はショックを受けて、生徒会長に立候補すること自体を諦めようとするが……

　アイビーシリーズの後輩Sたちのお話。
　淳也の気持ちもわからなくはないですが、思い込んだら一直線なところは、ちょっと迷惑だよねー……。

　なんていうか、光輝も煮え切らなくて、淳也もなんとなく、天然でわがままなのに、光輝に対してだけは、はっきり自分の気持ちを言わないから、光輝は本当のところどうなのかわからなくて、結局煮え切らなくなって……の無限ループ（苦笑）。

　でも、一番仲のいい人から、断られたらどうしていいのか、わからないですよね。こういうのって。
　そういう意味では、光輝の反応はとても素直なだったのかなー……。

　カラダから先に入ってしまった、もどかしい二人の恋の話でした。